宇宙戦艦ヤマト 2199 ① [Blu-ray]
発進式にて先行上映された第一話を見ました。
「火中の栗を拾う覚悟で」作品に携わった監督以下スタッフの方々に
心からの敬意を!素晴らしい出来でした。
ですがまだ始まったばかり…
これから一年をかけて全26話を作られる訳で
しばらくは大変な日々が続くと思われますが
どうぞこのままの勢いが最後まで続きますよう!
ブルーレイは4月7日に劇場で購入します。
このDVDは布教用として予約しました。
…シリーズが無事最後まで走り続けられるよう
私たち視聴者が出来る事は、
こういったソフトやアイテムの購入と、劇場での観劇です。
…気合い入れて買い支えしろよ!リアルタイム世代のご同輩方!!(笑)宇宙戦艦ヤマト 2199 '@ [Blu-ray]宇宙戦艦ヤマト TV BD-BOX 豪華版 (初回限定生産) [Blu-ray]
発進後30年!「宇宙戦艦ヤマト」健在ナリ
私は「宇宙戦艦ヤマト」に反応してしまうのですが、
はたして、どのくらいの人がコレを手にするのでしょうか?
この本は、物語や設定、表現等の矛盾に
ツッコミを入れて笑う本でもありません。
第一作「イスカンダル編」をベースにして、
「戦艦大和」が実在した太平洋戦争、同時期の第二次世界大戦等
その他の戦争にまつわる政治を解説した内容です。
いたって真面目な内容です。
アニメやいわゆる特撮モノを題材にして、
政治や経済、社会学や心理学・哲学を語る企画はよくありますが、
この本がその題材に「宇宙戦艦ヤマト」を選んだのであれば、
購入ターゲット層に若干のズレがあるのではないかと思います。
まだ「ガンダム一年戦争」程度なら若い子も手を出すでしょうけど、
「ヤマト」ではオジサン層ですよね。
現在の日本を取り巻く国際社会情勢等を考えてみれば、
過去の過ちを繰り返さないよう(著者の考え方は別にして)
歴史を学ぶ良いきっかけになれば、と思います。
☆3.25くらいですけど、
「ヤマト」好きって理由で小数点以下を切り上げました。
宇宙戦艦ヤマト 復活篇 ディレクターズカット [Blu-ray]
大阪・心斎橋で本作を観てきました。
本来、まだ手にしていない商品についてレビューするのは私のポリシーに反するのですが、限定的な公開しかされていない本作ですので、今回だけはフライングします。それは、本商品の購入を迷っている方には、是非ともオススメしたいからです。
そして実際に商品を購入した時に、改めて追記したいと思います。
まず、かなりのネタバレをします。商品の視聴まで情報を遮断したい方は、このレビューの閲覧は中断して下さい。
大半の方は、劇場公開オリジナル版を視聴済みで、このディレクターズカット版(以下DC版)の情報も取得しているのではないかと思っているので、大丈夫だと思うのですが。
一般的にDC版は、監督が完成させた作品を劇場公開時にプロデューサーがカットしたシーンを、映像ソフト発売や再公開の際に復元したものです。しかし本作では、監督の西崎義展氏は同時にプロデューサーでもあり、ややこしくなってきます。自分でカットしたシーンを、自分で復元するのですから……。
そしてこの作品が特異なのは、一度世に出た作品に対するファンの意見を大きく汲み取って実現している事。
さらに、残念な事ではありますが、完成以前に西崎監督自身が他界してしまっていると云う事実。
これらの要素が、このDC版が稀有な作品として存在たらしめているのです。
それにしても、「監督代行」と云う肩書きの小林誠氏。どうせならパート1の古代クンに倣って、「監督代理」の方が楽しかったのに。
ラストの変更は、一本の映画として観れば、劇場公開オリジナル版の方がクライマックスも盛り上がってまとまりも良いと思います。「交響曲ヤマト」の画面とのシンクロは素晴らしかったですし、真田さんの「こんな事もあろうかと」もあったし。しかし三部作の第一部とすれば、ラストはあっさりとしていますが、DC版の方がふさわしくなります。ヤマト一作目の劇場版のスターシャ生存編と死亡編、「さらば」と「ヤマト2」のようなパラレルワールドが今回も発生してしまった状態です。続編が完成すれば、おそらくこのDC版が正史となるのでしょう。
他にも追加シーンがありますが、それ以外の既存のシーンでもかなり修正があります。さらに追加カット、カット順の入れ替え、フレーム単位での削除もあります。全てを列挙すれば、膨大な量になります。
クレジットタイトルにも変更があります。
総じて工芸品に例えるならば、既に完成した作品にさらに仕上げ処理を加えた感じでしょうか。
そして、音です。おそらく皆さん周知の事でしょうが、効果音が旧ヤマトシリーズのオリジナルのものとなっています。しかし、新規登場の敵関連の効果音まで以前のものにしなくても良かったのではないかと思えました。
また、私は劇場公開オリジナル版を何度も観返していた為、DC版の音に最初は逆に違和感を覚えてしまった事です。もっとも、ものの数分でそんな違和感は払拭されてしまいましたが。
さらに、音楽。かなり変更されています。劇場公開オリジナル版で不評だった点はかなり向上しています。クラシック曲の使用量は減り、特に後半のアマール星やSUS超巨大要塞戦では、旧作音楽や眠っていた過去の未使用音楽らしき曲が彩っており、全く違った印象に仕上がっています。DC版のサントラCDが欲しいです。
そして、ヤマト発進シーン──。
私的に最も重要なのは、ラストが変わった事で、真帆が生存している事です(まぁヤマトの事ですから、ひょっとしたら生きていたのかも知れませんが、普通は死んでますよね)。大村副艦長は若者たちに地球の未来を託して散華したのだから、その若者が命を散らしてはいけません。
ヤマトシリーズはこれまでの経緯から、ファンとアンチが大きく二分されています。この商品のレビュー欄も既に丁々発止がくりひろげられているようです。
私は、ヤマトが大好きです。「復活篇」も大好きです。ですので単純にこの商品をオススメします。私のように既に劇場公開オリジナル版を何度も観ている人には、音や編集等の全てが違和感になってしまうかも知れません。
しかしバージョン違いとして、どちらも愛したいと思っています。「さらば」も好きですし、「ヤマト2」も好きですし。どちらかを否定する事はしたくないです。
また、今のアニメ界にはヤマトのような作品がありませんので、続いて行って欲しくも思います。日本コロムビアさんもやっとこさ旧ヤマトCDの再プレスをするようですし、「ヤマト2199」と併せて盛り上がって欲しいなと願っています。
そして、復活篇の第二部と第三部が実現しますように──。
コスモゼロ (宇宙戦艦ヤマト)
EXモデルとは対照的に、第一弾の宇宙戦艦ヤマトに登場したコスモゼロの感じです。30年以上前のキットの再販ですが、全体的に大変いい出来です。今の眼でみれば、モールドが凸だとか甘いとかいろいろありますが、作る楽しさに置き換えれば楽しさも倍増するというものです。パーツ数も少ないため、サクッと完成します。ちなみに最新ガンプラと違って接着剤が必要なキットです。完成すると結構大きいので、飾り甲斐があります。展示スペースを抑えたい方は、メカコレの方を選ぶといいかもしれません。
ETERNAL EDITION File No.2&3「さらば宇宙戦艦ヤマト」愛の戦士たち
長らく再生産未定だった、ETERNAL EDITIONシリーズ待望の再販です。
初生産分との違いに、TUNED CD仕様で無くなった事が上げられますが
オリジナル販売当事から10数年経ちTUNED CDのスペックと現在のノーマル
CDのスペックが同等になっている事でコストの掛かる仕様をメーカーは
止めた様です。
当方も、実際このCDのオリジナルを所持していますので今回の再販版との
音質を聞き比べましたが人間の耳で聴く限り差は全くありませんでした。
オリジナル版でのレビューはしていませんでしたので、今回の再販版に
合わせて少しレビューしたいと思います。
ヤマト世代の当方は、リアルタイムではLPレコード音楽集を聴いていた
事もあり全ての曲々が完全な仕上がりだったので完全な劇伴集である
ETERNALシリーズは人によって非常に好みが分かれる様に感じました。
本編を何回も繰り返し観て、それこそ台詞なども覚えているコアなファン
(当方も該当します)なら凄く嬉しい作品ですが単に音楽好きな人には聴き
易さで言えば従来の音楽集の方がお勧めですね。
劇伴は、その名の如く映像に登場した楽曲を並べているので同じ曲がとっかえ
ひっかえ出てきたり、曲が尻切れトンボの様に終わるのもありますので本当に
コアなファンでないと聴いているとストレスを感じると思います。
映画に感動し、それを何時までも手元に残して置きたいと思う人向きのシリーズ
です。
ちなみに、長年再生産されなかった事で高値で売買されていた本シリーズも再販によって
値崩れが起こっていますが冒頭に書き込んだTUNED CD仕様でない事を売り文句にオリジナル
版を再度高値で販売しようとしてる様ですね。
科学的実験データを取れば如何か分かりませんが、実際耳で聞いても差がありません。
オリジナル版は、音源としてのプレミアはありませんが強いて言えばコレクターズアイテム
程度です。
正規の手頃な値段で、故・宮川泰氏の素晴らしいヤマト音楽を多くの人に聴いて頂きたいと
思います。
超お勧め!