Such a Lovely Place
静かに余生を送っている老人が、暖かい部屋でうつらうつらしながら
若き日の忘れられない恋を回想している「うたたね」で幕を開け、
2曲目以降、若き日の思い出の一つ一つにクローズアップしたような
構成になっています。
2011年現在、彼の作品を振り返ってみると、アレンジにおいて
本当の槇原さんらしさが出てきたのは本作からだと思います。
それまでも勿論「らしさ」はありましたが、いわゆる「〜風」といった、
模範に習った作品も多かったのではないでしょうか。
本作よりソニーへ移籍し完全なセルフプロデュースになり、
制作環境なども変わったのか、音色が原色的かつ無防備な印象を受けます。
いろいろカラフルなシンセの音がたくさん入っているのですが、
歌モノにしてはだいぶ実験的な音(普通歌モノでこんな音使わねーよ!的な音)
も入っており、音色面でいえば、今までの作品(「不安の中に手を突っ込んで」
まで)のなかで、一番自由度が高いように思います。
にも関わらず、トータル感は「ほっこりあったか」なのはスゴイです。
「足音」はあまり知名度は高くなさそうですが、槇原さんを語る上で外せない曲、
代表曲になると思います。
DJ KAORI’S JMIXII
車で流しながら聞くのにはいいと思います
昔、ジュリアナ東京やベルファーレ系のノンストップCDが好きな筆者は○
初めて聞く曲に出会えるチャンスでもあるし
今回の曲の中では残り火-eternal BED- が良かった。CD買うかも
僕たちの洋楽ヒット Best Of 60’s 1960‾69
映画「ドリームガールズ」のモデルとなったダイアナ・ロス&シュープリームス「恋はあせらず」、モンキーズ「デイドリーム・ビリーバー」から始まる29曲は、すべて懐かしい曲ばかりが収められています。
来日のために発売されたクリフ・リチャード「しあわせの朝」は、哀愁を帯びたポップス風のメロディーがいですし、ジェリー・ウォーレス「男の世界」は、チャールズ・ブロンソンよって某男性化粧品を有名したCM映像がよぎります。ライチャス・ブラザーズ「アンチェインド・メロディ」は、映画「ゴースト」でリバイバルヒットしました。ジリオラ・チンクエッティ「雨」、フランス・ギャル「夢見るシャンソン人形」、シルヴィ・バルタン「アイドルを探せ」などの選曲は涙モノです。
カーペンターズのカバーの方が有名になったマーヴェレッツ「プリーズ・ミスター・ポストマン」を聴いてオリジナルとの違いを感じてください。リトル・エヴァ「ロコモーション」、ベンチャーズ「ダイアモンド・ヘッド」、 ポール&ポーラ「ヘイ・ポーラ」、 パーシー・スレッジ「男が女を愛する時」、ボビー・ビントン「ミスター・ロンリー」、スコット・マッケンジー「花のサンフランシスコ」、カスケーズ「悲しき雨音」、ヴァニラ・ファッジ「キープ・ミー・ハンギング・オン」、オーティス・レディング「ドック・オブ・ベイ」、ニール・セダカ「恋の片道切符」など、懐かしい音楽と再会しながら昔の思い出を振り返ってください。
恋の片道切符/青い鳥
あえて『恋の片道切符』のみコメントします。
まずイントロが流れて電流が走り、
“Hey!”から最後までゾクゾクが止まりません。
これまで聞いていた『恋の片道切符』の概念がブッ飛びます。
ヴォーカリストとしての田島貴男、恐るべし。
スカ調のアレンジに、スカパラの演奏も最高。
子供にはわからない本物のカッコ良さとは、まさにこれ。
お薦めです。
桜
作詞作曲を共作した川村結花さんのファンなので聴いてみました。
イントロやサビのフレーズ、変調部分のメロディなど、そのまんま川村節ですね。インストバージョンを聴いてみると、いつ川村さんのボーカルが始まるのかと思ってしまうくらいです。
しかし曲としてはちょっと微妙です。ヒップホップとしては韻の踏み方が中途半端だし、普通のJポップとしてはボーカルグループとしての良さが生きていません。
私は「恋の片道切符」のころからファンキーモンキーベイビーズのことは知っていますが、その頃から印象がほとんど変わりません。いやみのない元気の良さは気持ちいいのですが、もっと基本的な技術向上を図らないと、今以上のファン獲得は難しいのではないでしょうか。