天と地と 天の盤 [DVD]
言われているほど駄作ではありません。
むしろ個人的には大好きな映画です。
スペクタルというよりも叙情的なイメージの映画です。
謙信が渡辺謙さんだったらという方も多いですが
この映画では榎木孝明さんで正解だったと思います。
本来、国主になりたくはなかった男が徐々に追い込まれていき
最後戦国武将として生きる事を決意する流れを榎木氏は良く演じています。
あまり台詞は多くなく俳優さんの熱演で場面が持っている感じがあります。
キャラクターの心理描写の解釈は視聴した観客に下駄を預けた感がありまして
そういう意味で万人向けでない映画だったのだと思います。
話題になりませんでしたが意外に面白いのは鉄砲の使い方ですか。
戦国時代の神仏頼み(諏訪太鼓)、一騎打ちの中世が
一発の銃弾でぶっ壊されていくのは印象的。
川中島で鉄砲が大量投入(両軍で1000丁?)されたあげくに二段打ちしているのはトホホですが。
武田本軍の前に上杉軍の大軍が現れるシーンは圧巻。
その後の大乱戦はスゴイの一言です。
あとは伊藤敏八さんの柿崎が無茶苦茶カッコよかった!!
戦国無双 ばらえてぃCD
キャラソンもドラマも良かったです。利家はなんとなく予想つくけど謙信公は歌になるの??と若干心配しておりましたが(ごめんなさい…(^_^;))演歌調で渋カッコ良かったです。おねねさまと子飼い達のドラマは笑いました。ゲーム本編の殺伐とした雰囲気とは打って変わって可愛い子飼い達が楽しめます。関ヶ原異聞は面白さの中に切なさもほんの少しあります。異聞とあるようにちょっとしたパラレルですよね。後特典の声優さんトークもオススメです!個人的に左近役の山田さんのはっちゃけ具合が大好きです。
信長の野望烈風伝 with パワーアップキット
このゲームが出始めた頃は、私は大学生で、ヒマな時間は腐るほどありました。
当時は、私の周りには歴男が多く、中京のDNAを持つ岐阜県民、アンチ信長で本願寺家(鈴木家)狂の和歌山県民、エロゲと掛け持ちしていた島根県民などがいました。
そしてみんなで集まって、ワイワイ言いながら徹夜で「烈風伝」をやり、夜があけてきたところで朝日を浴びながら一緒に「吉野家」まで歩き、牛丼食べてました
みんな今頃どうしているのかなあ☆
昔話はその辺にして、ゲームの内容はと言いますと、古きよき「信長の野望」でありながら箱庭内政も楽しめるという、私に言わせればシリーズの「頂点」ともいえる作品です。
戦闘においては、何千何万という大群に2〜3千の小ユニットで野戦を仕掛け、勝利を得ることも可能であり、必ずしも数の力が雌雄を決するわけではありません。
私は、現在でもこのゲームをやっております。
PCは当時から5台代わっていますが、ずっとインストールして遊んでいますので、かれこれ13年くらいになるでしょうか?(ちなみに今まで、3年くらいの周期で「全国版」「戦国群雄伝」「武将風雲録」「天翔記」と流れてきました)
ネットではエディタやオリジナルシナリオが配布されていますので、武将の顔を自分の好みに変更できたりして、可能性は無限大に広がっています。
残念ながら、これから後の作品になりますと、洋ゲーに見られるRTS(リアルタイムストラテジー)を採用し、まったく魅力がなくなったので以後のシリーズはほとんどやっておりません。
なんといっても「信長」シリーズの魅力はターン制のバトルであり、じっくり考えて次の手を打つのが面白いのです。
もはや欧米のゲームに完全に迎合してしまい、さらには「○○無双」などとビジュアル重視の腐女子向けのメーカーとなってしまったコーエーに未来はあるのでしょうか?
上杉謙信―信長も畏怖した戦国最強の義将 (Truth In History)
上杉謙信を取り上げた歴史書で有名なのは、八切止夫の『上杉謙信は女だった』ぐらい。地味目の武将なので、なかなか扱いにくい題材だと思っていた。そんな先入観を180度くつがえしてくれるのが本書。まったく新しい視点から謙信をとらえた傑作である。
特に、謙信の目指したのが、京都上洛でなく関東の覇権だった、という指摘には興奮した。これはまったくの「目からウロコ」。鎌倉時代以来、日本は「京都―鎌倉」の2大首都を有するメガロポリス国家であり、謙信は「関東管領」として東国の平和を望んだ、というのである。筒井康隆の初期作品に、関東と関西が争う擬似イベントSF『東海道戦争』があったが、こうした東西の争いは、既に謙信の時代にその萌芽があったのだ!