認知療法全技法ガイド―対話とツールによる臨床実践のために
認知療法の具体的なやり方や応答が書かれている本は日本にはほとんど無かったように思えます。この本は認知療法の具体的なやり方応答が実例をもとに書かれておりすぐにでも使えるようになっています。今までの理念のみの本とは違い、具体的なやり取りが書かれてあり、ちょっとしたアレンジで今すぐ臨床で使えそうな良書です。認知行動療法はまだまだ日本では広まっておらず具体的なやり方がわからない臨床家が多い中優れた指南書になると思います。
スクールカウンセラーの仕事 (岩波アクティブ新書)
4,5年スクールカウンセラーの仕事をしていてこれでいいのだろうかと思うことも多い頃、この本を赴任先の図書館司書さんに教えられて読みました。そうだった、一番大事にするものは間違えていないと確認できました。学校環境によってもどうも役割がはっきりしないのは、初任のSCだった私だけではない気がします。
実践の理論的基本を確認しつつ、実際にすぐに役立つ生徒・集団・先生方・保護者とのかかわりのヒントもしっかり入っています。スクールカウンセラーを目指す人にも実際をイメージするために有用な案内です。
書き方のマナーとコツ (暮らしの絵本)
「お仕事のマナーとコツ」や「話し方のマナーとコツ」の
暮らしの絵本シリーズ最新刊。
書き方のマナー本というと
“手紙”の書き方がこれまでのメインでしたが
本書では、メール(パソコンとケータイ)のマナーも
楽しい絵とストーリー仕立てでまとめられています
それから、
これまでのコミュニケーションツールとの
使い分けや、あわせ技など
『人に伝える』という大前提のためのテクニックがちりばめてあって
非常に参考になりました。
これが大切なんですよね。
この本で書き方のマナーの全てがわかるというわけではありませんが
手元に置いておいて、困ったときにサッと確認できる優れものだと思います。