修斗 2004 BEST Vol.1 [DVD]
映像特典としてDISC.1に海外修斗の試合が収録されているが秒殺試合をセレクトした試合が殆どなのでややコクに欠ける。「濃い」試合を求めるなら断然国内の試合だろう(白眉はやはり宇野vs川尻)。
ただヨアキム・ハンセンの試合だけは別格。偶然入った肩固めでピンチも作るがその後の逆襲が凄い。修斗では珍しくマウントからいきなり立ち上がりボディを踏みつけるなど、なんでもありのフィンファイトで育ったハンセンらしい狂暴性を発揮。最後もマウントから腕十字に行けそうなものだが、容赦なくソリッドなパンチを顔面に落し続けるなどエゲツないの一言。ハンセンと同門のトム・ニーニマキもなかなかのテクニシャンで今後の飛躍が期待出来そうな若い選手でお薦めです。
DISC.2のハワイ大会ではパーリングvsパルヴァーの壮絶な打撃戦、シャオリンの驚異の柔術テクニック(凄すぎて絶句するしかない)、久しぶりに圧倒的な強さを見せたルミナの試合など修斗ファンでなくても十分楽しめる内容となっている。ただ前座の試合は不要だし、これならハワイ大会の後編だけをDISC1に。海外修斗をDISC2にしてもっと試合数を詰め込めば良かったのに・・・。
幻の名盤解放箱
自ら意識して音楽を聴き始めたのはパンク以降の洋楽でしたので、まさか今ごろになって当時誰も見向きもしなかった古〜い歌謡曲にここまで打ちのめされるとは思わなかったです!とにかく完全に時代を超越していると思いました。次ぎから次ぎへと繰り出される楽曲群は、間違いなく当時は一応売れる事を前提に作られていたはずで、それがまったく売れずにそして誰の耳にも届かず市場から消えて行ったことにより、今となってはまるで時代錯誤な、否、時代性のない新曲として聴けるという楽しみがあろうかと思います。それにしても、この手のレコードを闇雲に買い漁り、そして独特の感性・指向性により厳選する幻の名盤解放同盟による楽曲群はどれも完成度が高く非常に普遍的な響きを放つのです!まず、今の時代では作り得ない音楽を聴きたい方にはマストであります!