秦運動具工業 一本歯下駄 XLサイズ TCG104XL
壊れたとありますが、アマゾンさんなら初期不良で交換して貰えます。
まず慣らし歩行をして歯や下駄紐を馴染ませた方が良いと思われます。
基本的に、切れるのはまだ歩行方が正しくなく負担が集中する事によるものと思われます。
歯が折れるのは初期不良の可能性もありますので、交換して貰いましょう。
蟹と彼と私
ガンと人との闘いは数多く本になっている。
どれが優れていて、どれが稚拙かなどと優劣をつけられるものではない。
人の死を扱い、生きざまを綴る真実は、等しく重いと思う。
といいながらも評価を“5”とするのは、そこここに、著者の作家としての本能が窺がえるからだ。
「つらい」はあっても「悲しい」はない。「泣く」もない。
淡々と自分の気持ちをつづり、ヒステリーを起こして自棄になる様を告白する。
楽しい思い出を反芻し、去年と同じことをしようとしても、身体が利かず、できなくなってゆく
「パタさん」を見つめる。
病を見つめ、療法に迷い、愛する人を失う不安に駆られる。
死の影に怯えながら、仕事をこなし、介護が必要な両親を支え、パタさんの闘病を支える。
赤裸々に語られる日々は、壮絶の一語につきる。
著者は、「パタさん」と出会い、ともに暮らした。
しかし、幽明境を異にした今、それが墓の下であっても、再び共に眠ることはないのだろう。
傍目にはそれが、悲しい。
大震災 欲と仁義
ゲリラ隊の題名のもとに軽く飛ばした印象があるが、後半の商工会議所の山田(仮称)氏の行動は色々と参考になる。
平時の幅広い交友関係の支援の賜物であれば災害直後の緊急時には配分法云々よりはBetter than nothingと割り切るべきであろう。公開可能な記録ももう少し落ち着いてからの要望であろう。
今後の参考のために、山田氏本人の手記の出版や、荻野人間科学教授のFollowなどを期待したい。
マンションでも建設的な提案は一切なしにひたすら要求を並べる輩がいる。大企業の総務部などでの雑用係に多い。「青い鳥」タイプで何処まで行っても埒が明かない、運用上最もブレーキになる非生産的人物で本人はマンションに最も貢献していると自負している始末の悪い人種。
自治体も災害時の相互援助協定を結んでいるところが多いようだが、いざ災害となればよい意味での山田氏流にならざるを得ないであろう。その割りきりがないとツンドクになる。
この種の問題を表面化したレポートという意味で本書は貴重、更なる堀下げを期待する。