USBクリスマスツリー「線上のメリークリスマスIII」
話題性につられて買ってみました。
確かに3代目?ということで改良されているのだと思います。ただ、音が大きめなので山下達郎の「クリスマス・イブ」がBGM的に聞こえるというイメージからは遠いです・・・。
家庭用というよりは、たとえば会社の受け付けとかお店のレジそばに置くなど、あまり静か過ぎないところに設置するというが正しいのでしょう。
ラストエンペラー ディレクターズ・カット (初回生産限定版) [DVD]
かくも優しく残酷である
歴史的大事であろうが、個人の大事であろうがすべてを緩やかに押し流してしまう
人も思いも、すべて流れる時の中で覚えていても、薄れ行く
悲しいが、だからこそ人は立ち上がれるのかもしれない
ラストシーンを観ながらそんな事に思いを馳せてしまう
久石譲 ENCORE -オリジナルエディション-
summerが弾きたくて購入しました。
ピアノ初心者の私もなんとかゆっくりと弾けるようになりました。
楽譜自体、柔らかい紙を使用しているので開きやすいです。
戦場のメリークリスマス [DVD]
先日高校の授業で「日本史に関係のある映画で何が見たい?」と協議したら、意外にもこの『戦場のメリークリスマス』が第1位になったクラスがありました。思えば坂本龍一の楽曲は邦画のテーマソングの中で今日最も良く知られたもの、ということになるのかも知れません。彼らの映画の感想も非常に面白いものでした。何よりこの映画から「痛み」を共有し、戦争というものをリアルに感じたようです。平成生まれすらいる彼らをしてそう感じさせた訳ですから、この映画が時代を越えて訴える力を持った傑作であるということを再認識させられました。
この映画の核の1つにセリアズの回想の部分があります(そしてこれは従来の大島渚なら決して撮ることのなかった映像です)。美しいこの映画の中でもこの部分は一際美しく、そして収容所のシーン以上に見ていて辛くなるものがあります。一方でヨノイもまた二・二六事件の現場に立ち会えなかったという悔恨を抱えており、その意味で2人はともに救済とも言うべき「死」へとストイックに進んで行かなくてはならない業を背負っています。かたや弟に対する「罪」の意識から。かたや同志に対する「恥」の意識から。
この映画は全編を通してこの「罪と恥」というテーマに真っ正面から取り組んでいます。しかしこの映画がドラマティックなのは、最後にそのような対立を超えて、お互いの心が通じ合う所にあります。それは「共感と寛容・慈愛」とでも言うべきものでしょうか。まさに「ファーデル・クリスマス」がつないだ文化と心の架け橋です。死を目前にしたセリアズの髪を持ち去るヨノイ、エンディングのたけしの笑顔にみんな心奪われるのですが、対立の果てに辿り着いた心の通い合いを何となく感じるからこそ感動できるのでしょう。そしてそれは現代の高校生にも十分すぎるほどにアピールする力を持っている訳です。大傑作です。もっと多くの人に見て欲しいです。
戦場のメリークリスマス [DVD]
世界のキタノもまだこの当時は芸人を本業にしていたのだが、この映画で一番の印象はやはり彼だと思う。ハラ軍曹役は彼以外に考えられないと言って選んだ大島監督はさすがだと思う。
しかし、この映画が公開された当時の週間プレイボーイ誌で、西田敏行が自身の連載コラムの中で、俳優を本業とする自分たちではなく、芸人のビードたけしやミュージシャンの坂本龍一をあえて起用した大島監督のことをかなり酷評していたのを思い出した。
戦場というある意味特殊な状況を借りて、異文化を有する人間同士の和解という難しいテーマを双方の暗部も描きながら原作の物語をうまく纏めていると思う。日本映画の名作のひとつと思う。