本棚探偵の生還
ファン待望の第三弾です。内容は読んでのお楽しみという事で。今回も箱付き2冊本、月報が豆本に、と、実にマニア心をくすぐる内容で良かった良かった。本棚に3冊並べると古本という感じで見映えもいい。黄、青、赤と3色ならんでいます。本は装幀や造りも大事ですからね。担当の編集者の方、製本の会社の方がたいつもご苦労さまです。
シンヂ、僕はどこに行ったらええんや
著者である喜国さんの東京マラソンの本では、間違った(しかし実は理にかなっている)走ることに対するモチベーションの維持の仕方を教わりました。ボランティアもマラソンも結局大切なのは継続しつづけるということですが、本書でもボランティアでの活動を続けるため方法がいくつも紹介されていました。そのすべてに共通することは「自分が楽しむ」ということです。未だにこの言葉をもって表現することが適切であるかどうかは自分でも正しいか判断できませんが、本書では喜国さんと仲間の方々が被災された現場の中で自分の特技や仕事と紐付けして厳しい作業を乗り切る姿が描写されています。表紙のシンヂという変わり者がきっかけで被災地に赴いた喜国さんのように、本書がきっかけとなって被災地に関心を持つ人が増えるのではないでしょうか。
東京マラソンを走りたい ギャグ漫画家 50歳のフルマラソン (小学館101新書)
この本のタイトルは「東京マラソンを走りたい -ギャグ漫画家50歳のフルマラソン-」です。
で、作者は喜国雅彦さん。「傷だらけの天使たち」や「月光の囁き」などの漫画で知られたギャグ漫画家です(「月光の囁き」はギャグではなく変態青春純愛ものとでも言えばよいのでしょうか)。
彼が、ふとしたきっかけで東京マラソンを走りたいと思い、落選しながらも走り続け、湘南国際マラソンやホノルルマラソンを完走するようになった記録です。
ほんとにしょーもない内容ですが、面白い!
彼のブログによるとここ最近2回連続して東京マラソンに当選して走っているようです。
走っている人間にとっては本当に興味深い内容なのですが、走っていない人には・・・わからないでしょうね。