コダーイ:管弦楽曲全集
デッカからアンタル・ドラティの一連の貴重な録音がまとめて再販された。中でも、このドラティゆかりのハンガリーの作曲家ゾルタン・コダーイの管弦楽曲全集などは白眉ともいえる内容だ。
コダーイの音楽活動はなんといってもマジャール民謡とヨーロッパの伝統的音楽理論の融合にある。そしてその過程でうまれた数々の魅力的な楽曲がある。それはもちろんハンガリーの伝統的な音楽を知らなくても理解でき、楽しめるくらい完成度の高いものであるが、それでもハンガリー出身の指揮者と地元のオーケストラによる演奏は、聴いてみてなるほどと思うような節回しが楽しめ興味深い。「ガランタ舞曲」はジプシーの旋律をたくみに操っているし、「マロシュセーク舞曲」には農民の歌がある。また、初期の「夏の夕べ」などは印象派的な音彩を持っていることも面白い。こういった面白みはこのような全集でより端緒となる。「管弦楽のための協奏曲」や「ハンガリー民謡<孔雀>の主題による変奏曲」は西欧伝統音楽との高次な融合があると言われるが、ドラティの演奏は確信をもってその価値観にアプローチしていると言えるだろう。そして高名な舞台作品からの組曲「ハーリ・ヤーノシュ」も息高揚たる演奏となっている。
ドラティの演奏は上記のような楽曲の特徴を深く理解したものだが、それ以上に高度な音楽教育を受けた「洗練」も感じる。それゆえに解釈に普遍性が感じられ、多くのクラシックフアンに受け入れられるものとなっていると思う。
シャボー ナポレオン 700ML 1本
私はコニャックの華やかな風味が好みなので、これはちょっと物足りない気がしました。
だったら何でアルマニャック買ったんだって事になりますねwww よく分からないまま買いましたw
風味は素直、素朴な感じでした。
それにしてはアルコール臭さと言うか・・・。何か鼻に付く感じがします。
開栓したばかりの時はもっと尖っていて、「(自分の好みと違ったものを購入して)失敗したかなー。」と思っていましたが、しばらく置いておくと最初の頃より和らいできて、楽しめました。自分の好みとは方向性が違うけど、これはこれで良いかも。そんな感じです。
ナポレオン [DVD]
冷徹な野心家の個性が音と映像で理解できる作品。
前半は家柄による差別、同僚の嫉妬、頑迷な上司といった障害にもめげず、 ひたすら自己研鑽する若き砲兵士官がツーロンの戦いで好機をものにするまでを描く。後半はフランス革命の政治的混乱の中で、幾多の政治的危機を乗り越えながら「カエサルの再来」になるまでを描く。知識としてルソーの理想を知っていたボナパルトが、革命で暴徒と化した民衆が生首を掲げて練り歩く姿を見てニヒルな笑みを浮かべたりと冷徹な野心家の個性が巧みに描かれている。
テルミドールの反乱と投獄の時間的前後関係が史実と異なる。