あずみ スタンダード・エディション [DVD]
原作者がものすごくあずみに思い入れがあるらしくキャストを上戸彩に
指名したと聞きました。漫画のほうを読んだことある私には上戸彩?な
感じでしたが当時人気上昇中でしかも苦悩がある演技(金八先生の役)が
光るタイプなので上戸あずみもそれなりにいいかもしれない、と思って
観ました。感想はやっぱり北村映画だった、というところですね。
アクション、殺戮、暴力中心。破壊大好きなキャラオンパレード。
クライマックスのシーン、アクションシーンは「静」の部分は
一切なくひたすら「動」のアクションシーンでとにかくお祭りみたいな状態。
あの低予算映画「ヴァーサス」を撮った北村監督に予算を与えるとこうなるのか、
妙に納得してしまった。
オダギリジョー扮する美女丸(だっけ?)とあずみとの360度回転カメラの
殺陣はかっこいいと思いましたが。
いかにも続きがありそうなラストで案の定2ができましたが監督は北村さんじゃない
ようですね。見る気が起きたら2も見ます。
風の少年~尾崎豊 永遠の伝説 [DVD]
今更、尾崎の偶像化なんてどうでもいいじゃないか。
「十代のカリスマ」として崇めたい人には不評だけど、
生前の尾崎は、逸脱したアーティストではあったけれど、
本当に平凡で、普通の悩める青年であった。
「それじゃ、僕は先生の操り人形じゃないですか!」と、
教師に啖呵を切る場面には笑ってしまった。
「あった!あった!そんなエピソード!」なんて思って懐かしくて笑った。
普通の好青年ではあったけれど、
人気が独り歩きして、ドラッグにむしばまれて、
どんどん精神状態のバランスが崩れて行く場面にひきつけられた。
いや、実際はもっとひどい精神状態だったんだろう。
そこをもっとリアリティに表現してほしかったかな?
でも、須藤さんの優しさで、オブラートに包んだのでしょうね。
さすが須藤さんです。
尾崎を客観的に見てきた人ですね。
尾崎を演じた俳優さんも、難しい役なのに、なかなか良く演じていたと思います。
尾崎が亡くなってから20年。。。
郡山市民文化センターのコンサート。。。
一生忘れられない。
そして、私は、尾崎を一生忘れない。
成宮寛貴写真集/Milk (タレント・映画写真集)
ポップでキュートで、何処となく毒々しくて・・・まさに成宮寛貴×蜷川実花
の絶妙バランスな世界観!
随所に出てくる花が良い存在感。
色鮮やかな景色の中に、成宮君ハマってます。
100の質問も必読。自分のことを色々考えてる姿が思い浮かんで
微笑ましい気持ちになりますよ。
逆転裁判 [Blu-ray]
逆転裁判 無印版の実写映画です。物語は無印版の、「第一話 初めての逆転」「第二話 逆転姉妹」「第四話 逆転、そしてサヨナラ」をベースにされています。唯一除外された「第三話 逆転のトノサマン」もダイジェスト形式で描かれています。
ゲームを忠実に再現されており、キャラの外見も極力原作を意識し、珍妙なヘアースタイルやファッションも完全に再現されています。脇役のキャラもゲームに忠実に再現されていますが、この映画ではむしろメインキャラクターの性格や外見が変更されているのが大きな特徴になっています。
大まかなメイン登場人物の変更点は、
成歩堂龍一・・・原作よりも表情豊かで熱血漢。‘4’の王泥喜くんに近い。
御剣怜侍・・・原作を完全に再現しているが、ボケ始める時期が早い。
綾里真宵・・・外見年齢が上がり、クールビューティーに変貌。
糸鋸圭介・・・ゴリマッチョから細マッチョになった。
サイバンチョ・・・検事側に流されやすいのは変わらないが、ギャグ要素が薄い。頭髪がある。
狩魔豪・・・終始悪人だった原作と違い、普段は清廉潔白な人物を装っている。
傍聴人・・・何故かコスプレしている人間が多い。
以上のように基本は原作を意識しつつも微妙な変化があり、特に原作ヒロインの真宵が、ゲームでの天真爛漫さや世間知らずな様子が少なく、インパクトの大きいキャラクターの多いこの映画内では地味な印象が強いものになっています。また彼女の能力である霊媒も仕様変更され、原作では霊媒後は憑依させた霊の生前の体格に変化していたのに対して、今作では霊の幻影が真宵にオーバーラップするという形になっており、持続時間も極点に短くなっています。このように真宵のキャラ変更が目立ち、真宵ファンの私としては不満が残りました。しかし、いい加減な証言を行う証人を声高に非難したり、できる限り成歩堂の役に立とうと努力する等、原作通りの正義感と献身さを持っており、ヒロインの役割はしっかり果たしています。
それ以外でも、原作通りのユーモア溢れるキャラの掛け合いや、謎解きやトリック説明の際は見る側が飽きないような工夫がされています。
初めて広告を見た際は、「この実写化はハズレかな・・・」という印象を抱きましたが、実際に見てみると逆転裁判らしさが損なわれる事無く発揮されおり、良い意味で、最初に抱いた印象が逆転しました。