金閣寺-The Temple of the Golden Pavilion- [DVD]
舞台はNYで観ました。役者、演出全て文句のつけようのない良い舞台です。撮影は2012年2月12日に撮影したものです。
脚本は、原作の言葉の美しさを損なうことなく、脚本化していました。
演出では、特に寺での作務をダンス的な動きで表現したところや、机を見立てで使ったところや、音の使い方が素晴らしかった。
役者はすでに2011年1月の初演から1年を経過しているのに、あいも変わらず素晴らしい演技。役への没入が見て取れて素晴らしかった。森田君がジャニーズという偏見なしに、今後様々な役ができる機会に恵まれることを祈ります。
宮本さんの舞台は、なかなかDVDにならないので諦めていたのですが、今回の発売は感涙ものです。
追伸:本当に舞台のみで、演出家や役者の特典映像は全くないです。
Light Mellow Sky
なんといっても、注目は15曲目具島直子でしょう。5年振りの彼女の新曲です。それだけで、2300円払う価値はあります。
一日も早く、彼女の新作アルバムのリリースを望みます。
HITSTORY~筒美京平 アルティメイト・コレクション 1967~97(2)
発売当時で音楽家生活30周年を迎えた、
4枚組ベストの2作目である。
1967~1997年の30年間のうち、
1978年以降の作品を収録している。
収録アーチストだけでも、
ジュディオング・岩崎宏美・少年隊・本田美奈子・ピチカートファイブなど、
多種多様なアーチストに渡っている。
筒美氏いわく「歌は、おかず(旋律のつなぎめのドラムやスネアなど)をおもしろくして、音の隙間をなくすのが曲をよくするコツ」のようなことを、話されている。
私も、しごく同感で、
ちょっとした音の配置の違いで、
曲の印象が全然違って聴こえるのを、
少なからず認識した私は、
偉大な氏の言葉を、手放しに喜んだ。
筒美氏がかつて行っていた「アレンジャー」としての仕事は、現在見受けられないが、
このCDは、華々しかった氏のアレンジの華麗な仕事を、たくさん感じることができる、
素敵なCD。解説書も非常に良い。
ゲームコーディング・コンプリート 一流になるためのゲームプログラミング
基本的には良い本だと思います。ですが最近はゲームプログラミング系の書籍も豊富になってきたので、選択肢がまたひとつ増えたという感じしかしません。
昨年「ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術」が大ヒットしましたが、それに触発されたのでしょうか。価格設定もサイズ・分厚さもそっくりです。
「ゲームプログラマになる前に〜」はスプライトの動かし方とは何ぞやという所から手取り足取り説明してくれるタイプの本でしたが、こちらはもう少しレベルの高い人向けの本な気がします。コース料理のように出されてくる作者の独自ライブラリを順番に消化しながらゲーム作りを体験していくような本ではありません。しかし、ゲームループの作り方から話が始まるので、丸っきり中級者以上前提という訳でもなく、初心者に薦めたい本であることも確かです。この辺のターゲットが微妙なところ。
C++、STL、Win32、DirectXあたりの基礎知識は既に持っているのは大前提として、後はWEB上で目次を確認して欲しいと思った人、「ゲームプログラマになる前に〜」だけでは物足りなかった人などに良いのではないかと思います。
エレメンツ
彼女がデビューして随分年月が経ちました。往年のソウルファン納得の彼女のアルバムです。日本的感覚は全くなく、泥臭いファンクが渦巻いています。こういうサウンドとグルーブ感のある唱法は正に天下一品。売れ線を狙ったものでなくて、王道ソウルを狙った正に正真正銘のsoulアルバムである。過去の三枚の彼女のCDアルバムの中で最高の出来です。彼女のライブは素晴らしいが、アルバムは今一と思っていた方に勧めます。