医者の心 患者の心 (集英社文庫)
闘病記は数あれど、この本は他とは違います! 脳外科医が悪性の脳腫瘍にかかり、「治療する側の自分」と「治療される側の自分」の両面から、闘病生活の核心に迫る・・・こんな素晴らしい本があるだろうか。 科学者として、自分の病状が人一倍よく分かってしまうと言う恐怖心に悩まされながら、後の脳疾患治療に自らの経験を役立てようと本書を記す姿には胸を打たれます。それと同時に、科学者としての冷徹な観察眼を失わず、治療者中心にならざるを得ないと言う、医療の問題を鋭く指摘し、具体的な提案も成されている点は、敬服に値します。素人が書いた闘病記にも、一定の価値はあると思うのですが、回りに助けられ自分が幸せであることを再認識したと言う話だけでなく、もうちょっと違った視点で医療や闘病を考えたい方にお勧めです。
上司は思いつきでものを言う (集英社新書)
どれほどの必然性があるかわからない例えを縦横無尽に駆使して、いいたいことは、官僚と儒教という2つのキーワードにあるらしいんだが、それでも最後にくるのは周囲を見渡して、というごく真っ当な忠告。確かに今の地位にしがみつく事が大抵の人にとって最も安泰であるし、居心地もいいのでしょう。エポックはそれとはまったく無縁の人によっておこされるんですが、何も自分がそんな大それたことの中心になるなんて世間のサラリーマンは思ってもみないわけで。ひとそれぞれの社会での分担というものがあるわけです。ただ、例えばドイツの職人徒弟制度なんかは儒教の影響は全く受けていないと思うんですが、そういう社会をどう評価するんだろう、とか余計な心配をしてしまいます。まあ、読書家は思いつきで本を買う、ということで。
「捨てる!」技術 (宝島社新書)
賛否両論ですが、私は参考になる部分多かった。
少なくとも要らないものを捨てるきっかけになりましたから。
ただし、性格上ポンポンと捨てる勇気はなく、じっくりと時間をかけ捨てました。
この本が全てだと思わず、作者の言葉を鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考えることも必要だとは思います。
ただ何がどこにしまってあるかも分からないような状態の場合はポンポン捨てる事もひとつの手だと思える内容です。
捨ててから後悔してしまったと言う人は、判断力やこだわりが鈍っている証拠。
読ませて、その気にさせてどうしてくれるねん!お金も出してるのに!と言う気持ちも分かりますが、
その痛みをもってこれからの人生、徹底的に整理整頓すれば本当に必要なものは捨てなくなると思います。
捨てた後、物を購入する際に本当に必要かどうか熟考して買うようになりました。
痛みをもって物を捨てましたので、すぐに次の新品を購入するなんて少なくとも私はそんな気は起こりません。
メーカーの策略のような印象を持たれている方もいらっしゃるとおもいますが、
要は自分自身がどうやって自分の生活をコントロールしていくか、物と付き合っていくか、整理整頓していくかだと思います。
本書とあわせて読むと整理せずにはいられなくなるかもしれない「ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門」
捨てる勇気、整理整頓することの大切さを感じることが出来ると思います。
風水と聞くと拒否反応を感じる方もいらっしゃるかと思いますが、本当に整理したい人はかなり影響されると思います。
Daydream
初期のマライアのアルバムの中でも代表的な作品だと思いますが
それぞれの曲の美しさ、マライアの声の魅力が際立っていると思います。
彼女の高音の素晴らしさはもちろんですが、低音部もとてもセクシーで素敵…。
シングルカットされた1や3、5、9あたりが特にすきでしたが
全体的にはしっとりした感じの作品が多いので、聴きごたえがありつつも癒されます。
マライアのバラード系の曲がすきな方にもおすすめです。
純情~スンジョン~
そこそこ手が混んでるのでいずれPVも出そうですねぇ。今回はホストクラブな舞台。
なんでDJなのかとか作詞が空耳詩なこととかあんまり詳細が知られないまま妙にヒットした団長ソロの続いてのシングルは引き続きアジアモノカバー。
前回はバリバリにトランス方向にトラックは差し替えていたが今回はかなり原曲に近い。
もちろん派手にはなってるしユーロビートよりはトランス寄りなアレンジですが。
まぁ詩が上手くハマったのもあるかなと。今回はそこそこ繋がった詩になった割に原曲にもかなり近い聴こえ方。
とにかくテンションの高いまずは耳に付く作りにという中身を捨てたわかりやすい出来は変わらず。
このテンションのままならフルカバーアルバムも聞いてみたいな〜。