ダ・ヴィンチ・コード [DVD]
原作読んだ後映画を見た場合、失望することが多いのですが、この映画に関してはそんなことはありませんでした。
細かい部分や薀蓄類は端折られていますが、ほぼ原作に忠実で、雰囲気がとてもよく出ています。
ルーブル美術館の館長が、異様な死体で発見された。嫌疑をかけられた学者は、館長の孫娘とともに、逃亡しつつ謎を解かざるをえない状況に追い込まれる。
そしてその謎が、キリスト教の根幹に関わるものであることに気づく・・・。
ストーリーは原作で知っていますが、映画を見て改めて不思議に思いました。
そもそもなんで、あの館長さん、瀕死の重傷をおしてまで、自分をウィトルウィウス的人体図に見たてる必要があったのかな? と。
でっかい円を描いて、服を脱いで、五芒星描いて、と、けっこう重労働だと思うのですが、それで示すものは、レオナルド・ダ・ヴィンチとのつながりだけ。
それなら、あのペンで「Da Vinci」って書いとけばいいじゃん! 得意のアナグラムでさ。まあ、ヴィンチってのは地名みたいだから、彼個人をさすならレオナルドってことになるのかな。
宗教に関してはわからないことが多いのですが、敬虔なキリスト教徒の方は、イエス・キリストが結婚してたり子供がいたりしたらショックを受けるものなのでしょうか?
アーマードカー 装甲車 (レオナルド・ダ・ヴィンチ シリーズ)
普段、模型を作らない方でも塗装済みで接着剤も不要ですし、難易度の高い工程も有りませんので手軽に組み立てられます(私は5分以内で組めました)。大きさも手ごろで、材質は破損の心配の低いABS製の様です(付属の小冊子も気が利いた内容です)。これらのスケッチ画が立体化されただけでも、とても有意義な商品です。今後のラインナップに期待します!!
ダ・ヴィンチ・コード〈上〉
本作があまりにもリアリティに欠けるという厳しいレビューがありますが、私は「面白ければ、どうでもいい」と思います。歴史書や図鑑じゃあるまいし、細部にこだわって、「現実とここが違う」なんて1つひとつ報告しても、だれが喜ぶのでしょうか。
娯楽小説と考えれば、とても面白い話です。みんながよく知っている(と思っている)ダヴィンチや彼の作品に、これだけの謎をちりばめ、読者に「考えてみよう」と思わせる暗号も用いるなど、ワクワクする本です。
少年時代、明智小五郎やシャーロック・ホームズを読んだときのような楽しい気持ちで読めました。最近の作品だと、名探偵「コナン」に出てきそうな謎解きです。
繰り返しになりますが、美術とか宗教とかルーブルに精通しており、現実との細かな描写が気になる人には向いていません。「映画化を意識した」という批判も、逆に考えれば、それだけ映像が頭に浮かぶ作品ということです。分厚い本2冊ですが、一気に読めました。スリリングな娯楽作品が好きな人は、ぜひどうぞ。
ペンブックス1 ダ・ヴィンチ全作品・全解剖。 (Pen BOOKS)
世では天才とか万能とか云われるダ・ヴィンチ。
もしあなたがその万能を知りたければ「手記」を読めば良いでしょう。
しかし「画家ダ・ヴィンチ」を知りたければ、本書は大変良いと思います。
何よりPen誌は、本品に限らず記事が読み易い上に、
画像の配置に始まる誌面の構成が大変美しいと前から思ってましたので、
ダ・ヴィンチ物を読んでみたいと思った時、迷わず本誌をポチりました。
全体的な構成は、彼の各作品を他者作と比較しつつ深く切り込んだ解説と云うもので、
科学のメスを入れながらも、誌面がビジュアル的に美しい為、本当に読み易い!
又、↑で「画家としての彼を知りたければ本書」をと書きましたが、
彼の万能的な側面をも、直筆手稿の画像を使いながらある程度誌面に割かれており、
そちらの点でも、ビジュアルと知識の双方を同時に得られます。
結果、購入して数カ月経った今でも、繰り返し読んでいます。