8 1/2 愛蔵版 [DVD]
かの名作がやっとDVDに!これから何度でもこの作品を見ることができるのが、何より嬉しいです。好きなシーンだけ「チョイ見」もできるし(邪道かな?)。
●画質については、それほど悪いとは感じませんでしたよ。本気でチェックすると、アラも見えてくるのかな?まぁ、私の目の悪さが幸いしてか、普通に鑑賞するぶんには問題ないレベルではないかと思いました。昔映画館で見た時なんて、フィルムが古くてボロボロだったけど気にせず見てたし(そういう問題じゃないですね…笑)。
●パッケージは、とても凝っています。箱の素材や加工に、作り手のこだわりを感じます。箱を開けた瞬間にも、おっ!と感動させられました(すごい仕掛けは無いですよ、ただちょっと演出を感じたというだけで。期待しすぎないでくださいね)。価格は高いですが、映画を見る前のワクワク感を高めてくれるものとして、高く評価したいです。
●特典映像も、ラストシーンが生まれた際の秘話は興味深い内容で、なかなか楽しめました。
以上、トータルで見て、私にはとても満足できるものでした。
プレイズ,ニーノ・ロータ
このCDは、イタリアのCAMから発表された"Rota Tutti Filmidi Fellini”と”Nino Rota Musiche da Film"からニーノ・ロータの自作選集として日本で編集されたもの。演奏は、ニーノ・ロータとフェリーニが監修し、カルロ・サヴァーナがオーケストラの指揮を執っている。
ニーノ・ロータこそ、巨匠の名に相応しい。ニーノ・ロータが作曲したとりわけ有名な17曲が納められていて、まず馴染みのある曲ばかりだろう。
「ゴッドファーザー」「ロミオとジュリエット」「太陽がいっぱい」「道」「ゴッドファーザーPARTII」など、曲だけ聞いていても胸に染み入るものばかり。
素晴らしい永遠の旋律がズラリと並んだ画期的アルバム。
映画ファンばかりでなく、音楽ファンを唸らせると思う。
イタリア語通訳狂想曲 シモネッタのアマルコルド
米原万里さんに「シモネッタ」と命名された得意の「下ネタ」が、(なんせNKHの語学テキストのコラムへの投稿なので)あまり発揮されず大人しいので、ややそちらの方面は期待はずれだけど、あとは、同時通訳だのガイドだのにまつわるお話がテンコ盛りで面白い!!!
しかも、イタリア人が相手なんだから・・・。「マンマ・ミーア!」ていうかママべったりのイタリア男だとか、「アンタ」(40歳以上)の(40台:クアランタ、50代:チンクアンタ・・以下90台:ノヴァンタ全部「アンタ」)熟女マダムの魅力とか。
イタリア人に持っていって喜ばれる小物のなかに、「猫缶」があって、イタリアの猫たちは夢中で食らいつくそうだ・・。(そしたら、田丸サンはさりげなく、「美形のイタリア男たちが寄ってくる『日本の疑似餌』な無いのかな?」なんて書いている・・。)まあ、イタリアには、「トッティ様」だの、「デルピエロ様」みたいなのがゴロゴロしているのかな??
まあ通訳の仕事そのものについては米原万里さんも沢山書いているが、「異文化」の橋渡しでの苦労は共通のようですね・・・。