小学生のまんがカタカナ語辞典―外来語
ことわざ辞典、語源辞典と同シリーズのまんがシリーズ。小学6年生の子供に購入したのですが、お気に入りなようで、よく手にしては、ページを繰り返しみています。
カタカナ語…というと、どちらかといえばあいまいで流行的、それゆえに「子供に勧めたくない言葉」ととらえがちですが、「コピー」「クーラー」「パターン」など、日本人の生活語として入り込んでいる言葉から「アクセス」「データベース」「ソフト」などのIT関連用語まで、詳しい意味、使い方を教えてくれる内容は、幅広い知層を得るにはピッタリの良書。マンガのページの最後についている「時事用語のカタカナ語」なども、子供がニュースを見る際の手引きとして非常につかえますね。
外来語言い換え手引き―分かりやすく伝える
官庁の文書で、外来語をカタカナ表記したもの氾濫していた事がありました。
担当部署にどういう意味かをお聞きしたら、日本語の言い換えをされていました。
ああ、じゃ、なんで外来語をカタカナ表記して使うのだろうかと意味がわかりませんでした。
国立国語研究所の方々と、言語処理学会でご一緒したときに、ぜひ、なんとかして欲しいとお願いしたことがあります。
本書の元になった、公募の意見募集にも、何点か、意見を出したことがあります。
特定の文脈を想定した言い換えがあり、それ以外の場合には違う用語の方がいいものが散見されているかもしれません。
ぜひ、ご意見を出していただくとよいと思います。
官公庁の方々は、ぜひ、カタカナ語の意味が、うまく伝わるかを考えてお使いいただけると幸いです。
現代用語の基礎知識 2012年版
家に昔のものが何冊か転がっているのをよく見ていたせいか、
色とサイズを見ると、創刊の頃に戻ったかのような印象もあるが、
中身は深いところまで掘り下げてアップデートされている。
今年のトピックや興味のあるところをざっと目を通してみたが、
ぶれない編集方針に支えられた信頼感は類書の及ぶところではなく、
この本が残ったのも当然と改めて思った。