憲法の急所―権利論を組み立てる
予備校の講師なんて、所詮は、司法試験崩れか、良くても、売れない弁護士でしょう。そういう輩の中に、決まって、芦部説のフリークがいて、ぐたぐた批判するのですが、本書の基礎理論は、合理的で、よく考えられ、実務にも配慮されているし、具体的な設問も実践的で有用です。芦部フリークは、すべてを忘れ、本書からでもスタートする事を勧める。
不調リセット
これまで、かなり若い時から(苦笑)肩・背中の痛み、腰痛に悩まされてきました。マッサージに週4回通ったり、鍼や灸をしてもらったり、カイロプラクティックにも2年ほど通いましたが、かかった費用の割にその効果はいま一つでした。そのときに、たまたま、インターネットでみつけたのがこの本でした。
ストレッチの本は他にも何冊かもっているのですが、この本が一番痛みを和らげてくれました。「筋膜ストレッチ」の説明も私のような素人にもわかりやすく、でも、しっかりとした説明がされていて、「筋幕ストレッチ」の効果を実感しながら、ストレッチを行うことができます。
よく「ストレッチでは伸ばしているところをを意識するのが大事」と書かれていますが、これまで私は、なかなかそのことが意識できなかったのです。でも、この本では、やっと意識することができました。ストレッチの仕方も可愛らしいイラストで描かれていて、かえって写真よりもわかりやすいという印象をうけました。値段も手頃ですし、もし、私のように悩んでいる方がおられたら、試してみられたらいかがでしょうか?
国債・非常事態宣言 「3年以内の暴落」へのカウントダウン (朝日新書)
日本がこのままではいけないという危機意識から書かれたものだと思います。
内容も平易に描かれていますし、国債の格付けをやってきた著者自身の言葉で語られていると思います。
一般の日本人が社会保障の質も落とさないし、応分の負担も背負わないという身勝手な思いを断罪し警告を発しています。
これだけ大きな借金を抱えても、「大丈夫である」という主張がなされる5つの理由を挙げ、その一つひとつが誤りであることを証明していきます。
過去にもあった日本の預金封鎖に言及し、「デフレ悪玉論」に問題があり、と論じています。
現在の政府の危うさを語り、ガヴァナンス能力のなさを指摘しています。
国民一般がX−DAYに向けてどう備えたらよいかを語っています。
評者はこの本を半年前に手にし、現況がますます悪くなっているのを実感しています。