マンガけもの道 まんだらけ中野店副店長の珍作発掘探訪
なにか面白い漫画がないかなぁと巡回していたら遭遇。
世の中にはまだまだ知らない漫画がたくさんあることに驚かされた。
マイナー漫画のガイド本としてもかなり役に立ちましたが、
活字の苦手な僕もすんなり入って行けて、読み物としても秀逸。
その漫画の印象的なカットが多いのも、楽しいです。すごくいいですね。
この本のおかげで古本マンガ探しがまた楽しみになりました。
早速、今週末まんだらけに行ってみます。
ラプンツェル
絶望の詩を書ける人は、それに比例するように希望を知っている。愛情と憎しみ、生と死など、互いに矛盾し合った命題を背負いながら痛々しい歌を残していったCoccoは、本当の意味での「救いの手」をリスナーに、そして自分自身に差し伸べていたのだと思う。
新しき日本語ロックの道と光
彼らは、本当にライブバンドのようで、全部一発録りなのだそうです・・・う、嘘だああ。
というのは。確かに勢いで突っ走るようなイメージもあるけれど、よく聴けば、音のひとつひとつがすごい丁寧なんです。
ギターも、ドラムも、ベースもヴォーカルも、魂の込め方が、本当に一音に一つの魂ってかんじ。これが一発で出来るとは、ものすごい集中力だと思う。聴いてて飽きることがあり得ない音楽です。
とくに私が注目しているのはドラムの独特の音。やっぱり丁寧。そしてなんか胸が熱くなる。
そしてヴォーカルはかなり歌うまいです。最近のインディーズ出のライブバンドとは一線を画すほどに。
曲もすごくいい。こんなにいい曲を1st.で書いちゃって、この人たちこの先いったいどうなってしまうのか。巧いといったらかなり巧いんだけれど、技術とか、計算でなくて、魂で作ったからこうなるんだよ、と本人たちには言われそう。特に「情熱~」のやつと「朝」は圧巻だ。
J-POPにも、日本にしかない、日本独特のメロディーって結構普通に出回っていると思うけれど、サンボのメロディーがまさにそれ(ロック版)。なぜかキュンとくるメロディー、音楽です。
いちど聴いてみてよ!!ハマるぞ~
精神のけもの道―つい、おかしなことをやってしまう人たちの話
私にとってかなり楽しい考え方のツボを押してくれる春日先生と、そのご友人で漫画の家吉野 朔実さんの「精神のけもの道」に関するエッセイ(イラスト、漫画付き)です。「精神のけもの道」とは、春日先生曰く『人の心の働きにおいて、論理的で整合性はあるのに、普通の人の日常的な文脈からは逸脱してしまい、しかも何か過剰なものを現出させてしまっている人物の精神の様態を指す言葉』と述べられています。
人間観察の微妙な部分、光の当たりにくい部分に文章とイラストで光を当て、そこからさらに意味を、笑いを、時には教訓まで掘り下げてしまう春日先生と、たった2ページの漫画で解らせてしまう吉野さん、とても面白いです。私も興味があった事ではありますが、こうやって「精神のけもの道」というある程度流通する言葉ができますと、とても便利ですし、正直「精神のけもの道」入りそうになってしまう時に名前がある事で、すぐに客観性を帯びやすくなって入らないで済むようになり易いと思います。それでも入ってしまう時はあるのでしょうけれど。
もちろんこの本でも、春日先生の切れ味鋭い考察や、センスある言葉(例えば「羞恥心ない自己の丸投げ」とか「愚かさがまぶしい」とか)も素敵です。 吉野さんの一言「いい人は 一度のミスが 命取り」も名言です。たしか「じみへん」にも同じ話しがあったです。
精神のけもの道に興味のある方に、人間観察に興味のある方に、オススメ致します。
ジャニヲタ 女のケモノ道 (双葉文庫)
最初は何も知らずに立ち読みして、面白い文章だなって思ってました。
その後、自分もKinki kids好きになってから、改めて購入してじっくり読むと、ますます笑えます。
それにファンの正しいあり方に好感もてます。
タレントに迷惑かけたり、プライベートに踏み込みたいわけではなく、線引きされたところから「鑑賞」するのが一番だと。
これは、人間関係全般にも言える心理ではないかと。
とにかく全編通じて笑えます!