六本木水脈―六本木・赤坂・銀座「夜の帝王」と呼ばれた男の東京夜物語 (Big BirdのBest Books)
4年前に購入して初めて読んだ時に感動しました。水商売にこんな正直な人が居るんだと。全て著者の人柄と人並み外れた努力で築かれた人脈だと読み返しす内に、分かりましたが 誰でも真似出来ないからこそ、この本の価値が高いと思います。水商売でないとしても、経営者の苦労や経験が勉強できる一冊です。正直すぎて、著者に嫌がらせなどがない事を願っています。また本出して欲しいです。
六本木アンダーワールド (ベストセレクト 824)
前々作も前作も、編集がイマイチ?で
(どなたかも書いてられましたが)内容は良かっただけに、ちょっともったいない感じでした。
今作はちゃんと時系列になっていて、アングラ史がわかりやすく
出てる3作中1番良い感じ。
ニュース絡みのスキャンダルも多くて、わかりやすく一般ウケしそうでした。
最近の六本木の事件などのこともあり、六本木はやっぱり怖い街・・と思わずにはいられません。
4D CITY SCAPE TIME PUZZLE 東京 77-046
パズルがついに完成しました! 10/7に「商品が届いて製作中ですので確定的なことは言えないのですが『大変勉強になるが大変手間がかかるパズル』という印象を持ちました」と書かせていただきましたが、今回パズルが完成しましたので作り方のコツの部分を中心に追記させていただきます。
まず第1層目のパズルは昭和33年(東京タワー開業時)の東京。昭和33年といえば「テレビ電波開始」の時代であり、映画「ALWAYS3丁目の夕日」の時代です。もう戦後の占領時代の残滓はすっかり消えているものと思っていましたが、広大な代々木公園は当時もまだ米軍に接取されたままで「ワシントンハイツ」として描かれ、目黒にも「エビスキャンプ」が存在し、現在の市ヶ谷の防衛省の場所には外地から引き揚げてきた人々の手続きをする「引揚援護局」があり、現在池袋サンシャイン60が立つ場所には戦犯収容所である「巣鴨刑務所」が描かれているなど当時まだ戦後の残滓が残っていたことを初めて知りました。 また浅草には今は埋立てられて消えてしまった「ひょうたん池」が描かれ、新宿高層ビルの場所は巨大な「淀橋浄水場」、お台場は「10号埋立地」として描かれそこには当時「(軽飛行機用の)東雲飛行場」が存在していたことが分かり大変勉強になりました。
だが製作するとなると大変な手間がかかります。そこで私なりの「作り方のコツ」を述べさせていただきます。
まずはパズルピースを「小袋」に分けます。分け方は「外枠」「緑地」「市街地(町名あり)」「海」「市街地(町名なし)」です。
分けた後に「外枠」部分のピースから組んでいきます。箱の中にはカラーの「組立見本」がついていますのでこれを参考にするとよいです。「外枠」完成後はつぎに「緑地」ピースの組立です。緑地は「新宿御苑」・「皇居」・「代々木公園(当時はワシントンハイツ)」等緑色の部品同士でまとまりのあるのが多いので、わりと組みやすいです。 「海」も同様ですが「川(隅田川等)」の部品も青色ですので注意が必要です。 次は「市街地」ですが(町名あり)の部品から組んでいきます。なぜなら同じ「市街地」の部品でも(町名なし)の部品は見当がつかないからです。町名があると大体のピースの場所が推測できたり、町名が2つのピースに分かれていても(たとえば「霞が関」の文字が「霞」と「が関」のピースに分かれている場合)「そこを組めばよいのだ!」と分かりやすいです。
ここで(町名なし)のパズルの組み方ですが、「つながりのあるもの(鉄道・水路・道路)から先に組む」のがコツです。鉄道の場合、総武線と中央線がオレンジ色ですのでそのラインが描かれているピースを選び出してつなぎます。次に緑色ラインの山手線、最後に黄色ラインの私鉄をはめ込みます。水路の場合、神田川・目黒川をはめ込みます。道路ですが路線名が黄色で描かれているのが見にくいですが根気よくはめ込んでいきます。この時点でかなりの数のピースが組み終わっています。そして所々にまだ空いているピース穴が残っていますが、ピースには6ヶ所の突起があるものや5ヶ所・4ヶ所のものとありますので鍵穴に鍵を差し込むように充てはめてゆき、絵柄がピッタシのものがあれば正解です。
注意点としては「セロテープ」が必要です。そうしないとせっかく組んでもバラバラになってしまうからです。私の場合、第1層が完成した時点で「のり付きパネル」に接着しました。こうするとパネル自体がしっかりとボード状になり、後で完成作品を収納する際に壁に立てかけておくことができますので場所をとらずに助かります。
第2層ですが第1層の絵柄を参考にして同じ絵柄のものを組んでいけばよいので簡単です。ピースも第1層の「紙製」ではなく第2層は「ウレタン製」ですので5ミリ厚さのクッションがあり、外れにくいです。
第2層の注意点としては、街並みは大体変わらないのですが「地名の変更(椎名町→南長崎 他)」とか「水路が消えている(日本橋川→首都高速に変わる 他)」とか「路線廃止(東急玉川線〔通称 玉電〕)が消えている」など時代の変遷とともに変更があることです。私の場合、最初これがわからなかったのでかなり「第1層と同じ絵柄」のピースを探しました。
もう1つの注意点は「建物穴の抜き方」です。取扱説明書では「裏側から押して抜いて下さい」とありますが、実際私がやってみるとウレタン表面の地図の紙が破れる恐れがありました。そこで「表側」から抜いたらきれいに穴が抜けました。また説明書には省かれているのですが「橋」を取付ける部分の両岸のピースには橋のたもとを差し込む小さな穴もあります。これを事前に抜いておかないと後で橋がとりつけられませんのでご注意ください。 それでも第1層を組んだ方には第2層はかなり早いピッチで完成できると思います。
さて、説明書によれば後は「第1層と第2層を両面テープで接着して完成」とありますが、これをやってしまうと折角苦労して製作した第1層(昭和33年の東京)が第2層の陰に隠れて見れなくなってしまいます。そこでなんとか第1層も見れるようにできないか?と考えて、自分で工夫したのが以下の方法です。ですからこれは本来の方法ではありませんので、以下は無視していただいても結構です。
第2層を裏から幅5センチの透明セロテープを貼って固定しバラバラにならないようにします。私の場合、「段ボール包装用カートンテープ(ニチバン製)5cm幅×50m」を使いました。厚さも0.086ミリだと思いますのでセロテープ並の厚さです。
こうして第2層を1枚の板状にした後に、第2層の裏の縁の部分の所々に「きれいにはがせる両面テープ(仮止め用)」を貼り付けました。このテープはポスターなどの仮止めに使用するものですので「つけたりはがしたりしやすい」テープです。仮止め両面テープには「ガラス用」「木用」「スチール用」等の強力なものもありますが、あまり強力ですと仮止めテープといえどもはがすときに第1層の印刷を傷つけたりしてはいけませんので「紙用(粘着が弱い)」のほうがよいと思います。
こうして第1層の上に第2層を重ねて軽く押すと「仮接着」ができて固定しますが、第2層を丁寧にゆっくりとはがすと第1層も見ることができました。
最後に「建物模型」を穴に差し込んで完成です。ここでの注意点は「ビルはどれもこれも似ていてわかりにくい」ということです。「東京駅」・「国会議事堂」・「日本武道館」・「代々木体育館」等は特徴があるのでわかりやすいですが、長方形のビル群は形が似たり寄ったりでわかりにくいです。そこで「模型の裏の番号」を見てください。「TK−40」とか番号が小さく刻印されていますのでそれで建物番号を確認し参考にされるといいです。 もう1つは「建物を建てる向き」に注意してください。間違った向きに無理に押し込もうとするとピースが傷つきます。これを避けるコツは「ビル屋上の塔屋(水冷塔など)の向き」です。「組立見本」に描かれている塔屋の絵をじっくりみて塔屋の向きを見本と同じ向きに合わせれば立てやすいです。
以上、長々と申し上げましたが、大変根気のいる組立作業でも完成したときの出来栄えは実に壮観です。 手間を惜しまずに秋の夜長を楽しむ覚悟の方におすすめの商品です。