ダッティ・ロック
HIP HOPが世界中で大流行し、我が国も例外なく音楽シーンが大きく様変わりしたわけです。
圧倒的優位に立つHIP HOP勢に誰も太刀打ちできないかと思っていたらレゲエが台頭してきたわけです。
初めは攻撃的なHIP HOPが好きだった私にとってレゲエは少しのどかすぎて抵抗がありました。そして致命的なことに具体的内容を忘れましたが、誰かがレゲエをやってるのを見て、失礼ながらこの保育園のような雰囲気は無理と思いました。
ところが、ショーン・ポールを知ってからというもの、レゲエに対するイメージが全く変わり、レゲエが好きになりました。
初心者にはレゲエのよさがわかり、さらに玄人をも唸らせる本作はお勧めです!
キャデラック・レコード コレクターズ・エディション [DVD]
思っていたよりかなり渋い良い作品です。色調も1950年代のカラーを良く出していると思います。女性監督だからでしょうか。登場する女性への描き方が実に優しく感じられます。特典映像のなかで、「低予算映画」と言っていましたが、当時のシカゴの街の様子をCGでなく再現(ニュージャージーで撮影だそうです)しています。またピカピカのキャデラックを何台も使ったり、スタジオの当時の最新機材を再現したり、かなり細かい所にまで気を配って制作している様子が見えます。どうやって予算を抑えたのでしょう。
またマディ・ウォータース、H.ウルフ、C.ベリー、E.ジェームスなど個々のスターの名前は知ってはいました。しかし自分の頭の中ではバラバラであったものをこの映画は分かりやすく関連づけてくれました。それでいてシリアス、こういう作品は最初で最後かもしれません。
見終わってからあらためて Etta James のアルバムを聴きました。
ドリームガールズ:デラックス・エディション(DVD付)
映画が終わった瞬間、思わず立ち上がって拍手…しそうになりました。
試写会とか実際のミュージカルならできるんですけど、
ちょっと恥かしくてできませんでしたが…。
そのくらい、最初から最後まで興奮しっぱなし。
もともとディスチャ、ビヨンセは好きだったのでビヨンセ目的で見に行ったら、
うれしい誤算とでも言うべきでしょうか、周りを固める俳優陣の素晴らしいこと。
ビヨンセはいうまでもなく。その豊かな表現力をいかんなく発揮。
そういえば「Ray」では素晴らしい歌声を披露していたジェイミー・フォックス。
意外と…ていうか実はすげーうまかった、エディ・マーフィ。
そして素晴らしい、映画初出演、ジェニファー・ハドソン。ちょーパワフル。
このアルバムは映画を見事に再現してくれてます。DVDの見れない車の中や電車の中では
これ聞いてるだけで頭の中にそのシーンが浮かんでくるでしょう。ブラボー!!
ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
パラマウントがBDから撤退しHD-DVDのみで行くとの事。
生産もしないらしいので、現行BD作品も絶版扱いかな。
この判断が吉と出るか凶と出るか。(たぶん凶と出ると思う)
フォーマット云々よりメーカーとしての姿勢に問題がある。
今の段階での路線変更はちょっと無責任。
奨励金が東芝から出るためという報道もあるが、物を売って利益を出さないと将来的にどうかなと。
これからずっと奨励金出すんですかね。
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やっぱり、凶と出ました(笑)
「一定期間の間はHD-DVDのみで出す」という契約に縛られているようで、
生産ラインをすぐにBDに切り替えられないよう。
とりあえずHD-DVDで出すのは問題ないが、死亡確定のメディアで出す意
味が無いので身動きが取れない。
今思えば、完全な判断ミス。
経営陣が株主代表訴訟で訴えられなければ良いのですが。