ライヴ・アット・モントルー 2003 [DVD]
今更ながら買いました。
ライブの模様を収録したDVDは他にもありますが、
収録曲の内容などから言って、これがベストでは?と思います。
1. Use the Force
2. Canned Heat
3. Cosmic Girl
4. Little L
5. Blow Your Mind
6. High Times
7. Travelling Without Moving
8. Butterfly
9. Shoot the Moon
10. Soul Education
11. Just Another Story
12. Mr Moon
13. Alright
14. Love Foolosophy
15. Deeper Underground
16. Space Cowboy[bonus track from Monteux Jazz Fes '95]
新旧のアルバムからバランス良く選曲されていますので、
どの時期のファンでも楽しめます。
前半のキャッチーな感じも見ていて楽しいし、
中盤以降のメロウな曲もライブでやると新鮮なところがあり、
バンド用のアレンジで楽しめるところも多いです。
特筆すべきは、未発売曲となっている#9「Shoot The Moon」!素晴らしい!
この曲だけでも価値があると言えるぐらい私は大好きな曲なんです。
個人的には、「Butterfly」が、大好きな曲なんだけどライブでは微妙でした…
音程と、あの独特の重たさが出せてない気がします。
95年のSpace Cowboyの映像も嬉しい特典。
やっぱりKeyはTobyでなきゃ!!Stuart Zenderもいますし。
Jamiroquaiファンにはしっくりくるバンドメンバーで演っているところが
見られるのは嬉しいことです。
DIRECTORS LABEL マーク・ロマネック BEST SELECTION [DVD]
・言葉で説明するのは難しいが、キーワードは「美しい色彩」だろうか。スピード感のあるもの、陰鬱なもの、楽しいもの、不思議なもの・・・。
・ビデオ作成時の企画書の一部が掲載されている、美しいブックレットも付いている。また、ニューヨーク大学での講義やインタビューで、彼の作成思考・手法が説明されている。アーティストもインタビューに答えており、とても興味深い内容である。
・私には懐かしい1990年代の曲が多い。アラニス・モリセットの“Ironic”、U2の“Mysterious Ways”、レッド・チリ・ホット・ペッパーズ“Give It Away”など。トリッキーは3曲もあって嬉しい。
・監督を切り口にしているため、多様なアーティストの曲が聴けるという効果もある。観たことがないビデオが半数以上だったが、曲・ビデオ共に気に入った。
プロ無職入門 高木壮太の活ける言葉 (P-Vine Books)
山下洋輔、近田春夫、南博、最近ではもっぱら菊地成孔。
文章家のミュージシャンは多いが、とうとう最終兵器が登場。
菊地成孔を遥かに超える狂気と艶気が文章から溢れ出る。
でも本書によればミュージシャンじゃなくて無職ってことなのか。
著者のTwitterをフォローしていればわかるが、守備範囲が音楽からスポーツ・芸術全般・政治・歴史・宗教・哲学まで話題が広がり、それもハズレなく面白い。ホントとウソを行ったり来たりなんだけど、とにかく面白いし、なぜか納得感がある。
まずは、この文章家をWebの片隅から発見して出版した版元の英断に感謝。
毎日タダで笑わせてもらってるのだから、本ぐらい買わなきゃ。
著者のツイートから。
「フランスの共産党員は豪邸に召使いとゲイの愛人と住み、エールフランスの社長に「最近ファーストクラスのキャビアの質が落ちたのではないかね?」という手紙を書く。ウソだと思うのならイブ・サン=ローランの伝記本読んでご覧なさい」
「お好み焼きにマヨネーズを掛けるひとは全員ジャクソン・ポロック、作品は完成した途端に全部食べてしまう。これは構築したものが一瞬で無に帰すさまを表現した禅的なコンセプチュアルアートでもあり、お好み焼きに比べると美術館に飾られてるポロック作品はその点で陳腐幼稚に見える」
「米国の作曲家ジョン・ケージさんが警官に暴行した事件で、ケージさんの楽曲「4分33秒」をCMに使用している企業が、今後はピアノの音を抜いたバージョンを放送に使用すると発表」
「【二十歳なんて大人でも何でもないから】1.証券会社の営業マンとサウナで並んでマッサージ。2.知人の県会議員と愛人の別れ話の取りまとめ。3.人工肛門手術。 4.ドラ息子にマセラティ買い与えたら事故って同乗の松崎しげるの娘が怪我。5.隠し子が運動会で一等。全てクリアして初めて「大人」」