ミスター味っ子 DVDメモリアルボックス2
ウィーン少年料理団に始まり、香港編に続いていきます。
完全に原作から脱線して暴走します。
でも、見ていて爽快なんだな!!
個人的には、BOXのイラストも加瀬政広さんにお願いして欲しかったな。
ミスター味っ子 DVDメモリアルボックス1
アニメが原作を超えたと思う珍しい作品。
とにかく大げさ過ぎるほどの過剰な演出で毎回毎回笑わせてくれた。
実際にその料理が作れるのかということとホントに美味しいのかという疑問も吹き飛ぶほどの凄まじさ(笑)
見ている側としては「味皇様が美味いとおっしゃるんだからそうなんでしょう」と納得するしかなかった(笑)
しかしその強引ささえも大した問題ではない。料理バトルの弱点として「後に料理を出したほうが勝つ」という常識を覆すことは出来なかったが、オープニングとエンディングの曲がいいこともあってやはり好印象だ。
魅惑のアコースティックギター伴奏 才能の本能
言わずと知れた「タイムボカン」の人!
このCDではじめてお姿を拝見しましたが、
結構ダンディなオジ様って感じ・・・だからアノ歌声とのギャップが。
・・・
「戦国武将のララバイ」は是非、歴史の授業で採用してほしい!
すでに発表されているかもしれないけど、
武田や今川、伊達に浅井。そして明智とかも聞いてみたい。
「泣き男SUBWAY」は映画のようだし、
ジャンジャカ響くアコギのストロークがかっこいい。
全体を通して笑いの中に哀愁があり、哀愁の中にコメディがある。
「少年の夢は生きている」は多分 山本氏の子供の頃の話し、そして
「ボカンで育って大人になって」はズバリ私達の世代のこと。
こういう微笑ましい懐かしさって、人間の温度を感じることができる!と思います。・・・今風に言えば「癒される」?
ミスター味っ子 DVDメモリアルボックス3
序盤からの明るく激しい派手なトリップシーンが象徴する味っ子の雰囲気とは異なり、どこか哀愁と寂しさの漂う最終章です。
『味』とは『料理』とは…
最も身近な『心』の部分を説いたこの終わり方にクリエーターの魂を感じました。
80年代を代表する伝説のアニメの一つと言えるでしょう。
今川監督は、原作クラッシャーと呼ばれる演出の風雲児だけど、その作品世界は喜怒哀楽のある人情豊かな物語で、吉本の新喜劇のような親しみを感じます。
関西出身の今川監督だから出来る笑いのセンスではないでしょうか?
とても初監督作品とは思えない素晴らしいアニメです。
キャラクター的に面白かったのは、物語がシリアスになるにつれ丸井のおっさんがシリアス顔になる辺りは、Dr.スランプの則巻せんべいを思い出させる。
陽一の母親(法子さん)が妙に色っぽく、こんなアニメだったっけと、今見ると驚かされます。
ミスター味っ子 満腹定食
料理アニメの金字塔(笑)・ミスター味っ子。
’88年発売のサントラの再発盤で、以前には未収録だったBGMも追加収録され、
音楽の藤田大土、主題歌の国安わたるのインタビューも加えられています。
藤田氏の「当時流行っていた別の料理マンガは深刻な内容だったけれど」
のコメントには思わず笑ってしまいました。
「深刻な内容」って・・・。(笑)
いろんな意味で衝撃的だった味っ子。
陽一くん以上にキワ立っていた味皇がトラウマになった人は多いはず。
アニメを見て聴けば、きっと楽しめると思います!