Law (Dlx)
ポール・ロジャースの活動の中ではひときわ地味なTHE LAWの唯一のスタジオアルバム。91年といえばガンズ・アンド・ローゼズやスプリングスティーンが示し合わせたかのような(実際はそういう企画が流行りかけた時期だったというだけ)ツインアルバムをリリースした年で、80年代後半というロックにとってはなんとも中途半端な時代にようやく終止符が打たれたかのようなご時勢だった。しかしポール・ロジャースはいつでも同じような歌唱力と表現力と、なによりその優れた声質で他の追従を許さずに来た。本作での仕事も素晴らしく、一聴して完璧な歌唱に酔いしれること間違いなしだ。ちなみにポール・ロジャースにとっては楽曲などどうでもいい、とすら言いたくなるほどのアーティストだ。
ユウキ コチジャン 1kg
2本目です。
ナムルをよく作るので、使ってます。
生春巻きのたれとか。
私は肉を食べないんだけど、きっと食べる人なら塗りこんでもおいしいんだろうなあー。
小さい瓶は非常に不経済。
保存もきくので大瓶で買ってます。
Law Practice民法〈1〉総則・物権編
50の設問について、問題を考えるための道筋、学説の分かれ目を重点的に解説してあるのが印象的でした。さすがは学者が書いた演習書という感じがします。
内容としては決して高度ではなく基本的な論点について従来からの学説を紹介しつつ、近時の有力な学説についても触れ、読者に考察を促すという姿勢です。決して設例について詳しく解答するわけではないところが予備校本とは異なります。
多くの設例では最後に参考文献として基本書・専門書・雑誌等と合わせて百選のページが付されています。百選の解説も合わせて読めば、とても力がつくのではないかと思います。ロースクール入試には最適ですし、それ以外でも基本をしっかり復習し、応用力を身につけるにはうってつけの演習書です。民法には正統な演習書が少ない現状ではとてもありがたい。おすすめできます。
ただし、それぞれの分野の専門家が執筆しているもののやはり1人1人違う学者が書いていることから、多少の質のばらつきがあるのも事実です。しかし、評価を下げる要因にならないほど、良くできた演習書であると思います。
The 2nd Law
3年振り、待望の6th作!・・・なのだが・・・
確かに、これはややビミョーな印象が残る仕上がり。
ソウル、ファンク、ダブステップ等への傾斜、クール&スローダウンした曲作り及び曲構成、ストリングス、ホーンセクション、コーラスグループ等ゲストミュージシャンを大量に動員した重厚長大な楽曲アレンジ、クリストファーのVoをフィーチャーしたナンバーの収録などなど・・・。
これまでとは明らかに違うアプローチが大胆に施されていて、正直戸惑いは隠せない。
が、何より違和感を感じさせられるポイントは、パンク、メタルを含有する、ハードロック、あるいはラウドロック的高揚感が、本作からは微少にしか得られないということなんじゃないだろうか。
要するに、イマイチ盛り上がりに欠ける、地味めな楽曲が多くなっている、ということだ。
これまでのMUSEのアルバムに、こういった類のものは無かった。
いかに新生面を披露しようとも、彼らの作品というのは即効性が高かったし、聴いていてグングンとテンションが上がる強烈な吸引力があったものだ。
が、はっきり言って、本作にはそういった部分がかなり欠けているように、僕には思えてしまったのだ。
スリリングでエモーショナルな曲展開、曲構成よりも、比較的ミニマルなサウンドテクスチャーの有り様が目立っているように思えるし、これは、聴きようによっては単調で淡白とも捉えられるだろう。
従来の感覚でこれを聴き進めていくと、少なからず辛い、と感じさせられてしまうのは、どうにも否めないところだ。
しかしながら、そういった諸々のネガティヴポイントを頭の中に次々思い浮かべつつも、僕は本作に星5つを付けさせて頂いた。
しかるに、そのココロはと言えば・・・
まず、彼らも既にデビュー12年を超えるベテラングループであり、そしてUKを代表するビッグアーチストとして君臨しているわけであり、いつまでも同じようなスタイルを続けていくわけにはいかないだろう、というのがある。
ある程度目先を変えた方向性を打ち出していかないと、バンド内の新陳代謝が上手く進まず、閉塞感が蔓延し、やがてはメンバー間に不協和音が漂いかねないような、そんなストレスが生み出されてしまうと思うのだ。
つまりは、新しい風を取り入れることによる一種のガス抜きが、本作においてはこれまで以上にドラスティックに行われたのだと感じる。
あるいはまた、これは彼らの音楽的成長を刻み込んだ作品であると見ることも出来るであろう。
音楽家としての成熟、熟練の軌跡が、作品に浸みわたった結果故の本作である、という捉え方だ。
従ってそこにおいては、若さに由来する先鋭性、攻撃的な側面は、ある程度抑制されることになってしまう。
が、反面、作品の持つ深みや重厚さというものには、これまでのものとは全く比較にならない域にまで達したものがあると、言えるであろう。
サウンドプロダクションの面でも、著しい進歩が伺える。
・・・要は、何度もリピートすることにより、ようやく本作の全体像は明らかになってくる、ということだと思う。
それだけの膨大な音の情報量、ポテンシャルが、本作には存在しているということだ。
そして、そういった点において、先述したネガティヴな要因の全ては、完全に相殺され得ると思った。
少なくとも、僕にはそのように感じられた。
これは、そういう風に感じられた以上は、彼らの信者として、この作品に最高点を付けられないという謂れはない。・・・
賛否分かれる作品であるとは思いますが、僕は完璧に支持します。
素晴らしいアルバムです。
Law Practice民法〈2〉債権編
民法の事例演習本で学修初期段階で使うに適したものは少ない。
百選を問題集として使うというのが1つの手段になるのだが
(この場合解説をガイドラインとして答案をつくっていくことになる)
初学の段階では厳しい人もいるだろう。
そこで本書を使うというのはどうか。
本書は百選登載判例をベースにしたものも多く
問題文も単発論点的なもの、学者の書いた論点集的な側面がある。
事案に若干のひねりを入れることで議論の展開が複線化する問題もあるが
概ねシンプルな問題が多く、その反面で読者にある程度考える負荷をあたえる解説が
付されており、学修初期〜中期段階で用いるには丁度良いといった感じである。
ただ、解説が法解釈の比重が高く、事実の引き方や評価については薄いため
自分なりにこなしていく際には留意すべきだろう。
全体としてみれば学者の各領域における問題意識をざっくりととるための「読み物」
としては面白く読めるのだが試験対策用に用いるならば、使いにくさを感じることもあるかとおもう。
この一冊に出てくる問題群を自分で主張反論形式で整理して答案を構築できるレベルにあるとすれば
逆説的ではあるが、その読者はすでに初学者ではないだろう。
伊藤塾から出ている論文対策問題集民法などでも同一論点はほぼ潰せるし
現場で書く答案のイメージがてっとりばやく欲しいといった
純粋未修に近い読者はそちらのほうがいいかもしれない。