酒とバラの日々~ベスト・オブ・オスカー・ピーターソン
2007年12月23日、ジャズ界は本当に大きな財産を失ってしまいました。きっと天国でもその美しい宝石をちりばめたような彼の指先からこぼれ出すピアノの音で、人々の心を癒しているのでしょう。
彼は既曲のスタンダードを独特の美しいフレーズを交えて演奏することが多く、このアルバムはそういった誰もが知るスタンダードの宝庫です。心が弾んでくるような彼独特の明るいスインギーな曲が多く、聞いているうちに楽しい気持ちにさせてくれます。
ジャズのスタンダードをしる意味でも、もってこいのアルバムです。
A列車で行こうDS
A列車シリーズやシミュレーションゲームに興味がある方にはオススメの一本です。
タッチペン操作も快適で、その上大変丁寧なチュートリアルがついているので、
初めての方でも街を作る楽しみを存分に味わう事ができます。
例えば、最初にできることは電車を走らせることだけで、
ゲームを進めていくうちにタイミング良く機能が追加されていき
迷う事なく遊び方を理解できる点があげられます。
そして今作はネットでも評判の良い4作目をベースに作られています。
電車だけでなく、バスや子会社、株の運営などで資金を作り
自分の理想の都市を作り上げていきます。
過去の名曲収録や、電車や駅に名前がつけられる等の細かい点も嬉しい所。
A列車の魅力は、経営を楽しみながら自分好みのジオラマを作れる点にあります。
当方はシリーズを一通り遊んできましたが、
ボリューム・遊びやすさ・熱中度のどれをとっても今作が最高だと感じます。
特に3Dパートはハードの制約を感じさせない程の満足度の高さでした。
ソフトとしても完成度が非常に高いです。是非体験してみてください。
A列車で行こう9 公式エキスパートガイドブック (LOGiN BOOKS)
今まではエキスパートブックなるものが過去のタイトルで出ていますが、新マップ解説など、もはや慣れててどうでも良いようなものが多かったです。
今回はダイヤが中心になっていて、ニコニコなどにアップしているような複雑なダイヤも組める仕組みなっています。
特に機関車系のことが個人的によかったです。これで見栄えよく配線できました。
他にも建物キットの一覧も掲載されています。
ところで、列車の増設はもうないのかね。ちょっと気になるところだな。まあ、すでに車両がたくさんあるんだけど。
京成電鉄とか新幹線とかの新型車両とか期待はしている。
A列車で行こう
マンハッタン・ジャズ・クインテット(MJQ):1984年7月New York生まれ。今や20歳にてまさに円熟期を迎えたMJQを、ジャズ・コンボの世界最高峰と言っても決して褒めすぎではあるまい。今回発売となった20周年記念アルバムは、彼らの20年間の歩みの集大成とも呼べる作品集である。
ジャズ・スタンダードから出発したMJQは、編曲の魔術師(と私は呼んでいる)David Mathewsの独創的な音楽哲学に引っ張られて、そのレパートリーを広げてきた。さりながら、MJQの軸足がジャズの本質から外れたことはないのが嬉しい。
20年まえの結成時の5人のうち、Lew Solof(tp)、Charnett Moffett(b)そしてDavid Mathews(p)の三人がこの記念アルバムに参加している。当初メンバーのGeorge Young(ts)とSteve Gadd(ds)に代わって今回加わっている、Andy Snitzer(ts)とVictor Lewisds)もなかなかの凄腕を披露してくれている。
MJQデビューの最初の収録曲はGeorge Garshinの不滅の名曲、サマータイム。そしてこの記念アルバムの最後の曲がサマータイム。デビュー盤と比べると、今回のはコンパクトで歯切れがよくなっている。どちらを「良し」とするかは好みの問題であろう。それにしても、20周年記念アルバムの最後にこの曲をおいた、MJQと製作者の”ニクイ”演出に拍手喝さいを送りたい。
A列車で行こう9
長年のA列車ファンですが、A9を数日プレイしての感想です。。
■時間スケール
パッチで搭載されたEX60倍マップは、だいぶ現実の時間感覚に近づきました。
直径5kmほどの環状線(4駅)を引いて、高速列車を走らせると、3〜4時間程度で一周します。
列車ダイヤ設定を「個別発車」にして、起点駅で例えば「6時、9時、12時、15時、18時、21時」とすれば、1日何周かの環状運転が割と簡単にできます。
ただ、時間経過が遅い分、街の発展や資金の蓄積に時間がかかります。
■勾配レール
線路敷設の操作がかなり難しいです。最初に勾配レールを作るのに数時間かかりました(^^;)
マニュアルが文章ばかりで図が少なく、あまりに不親切です。後になってWebサイトの動画を見ましたが、マニュアルにも詳しく操作手順を書くべきでしょう。
■複線カーブレール
記者発表会の開発図面などを見るとわかりますが、
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20091210_334959.html
レールの位置や長さは、1ブロックの1/5刻みで決められます。
が、複線を引く場合、2本のレール位置が微妙に合わないと、次にカーブレールを敷いた時にカーブの曲率が合わず、複線カーブの間に隙間ができて格好悪くなります。
操作がかなり難しいので、前述の勾配レールと複線カーブレールについては、自動補完するような専用メニューが欲しいです。
■道路
交差点や踏切の前後に「信号待ち」「踏切待ち」をする直線道路が数ブロック必要になるため、交差点・踏切・カーブ道路などを連続して置くことができません。
例えば線路の脇に側道を引くと、それに直行する道路は交差点と踏切が連続することになるのですが、そうした道路は引けません。これが道路区画のリアリティをかなり失わせています。
■地下鉄と地上の街
自分が一番やりこんだA7で最大の不満が「地下鉄駅が地上の街の発展に全く寄与しない」ことでした。
残念ながら、このA9でも改善されていないようです。地下鉄駅で客が乗降すると地下街は延びますが、地上の街の発展には全く影響しないようです。
これでは高い費用をかけて地下鉄を引く気になりません。
現実に地下駅を中心に発展している街もあるのですから、これはぜひ改善して欲しいです。
■(追記)アンドゥ機能
上記のように線路や道路が思ったように引けないため、頻繁に敷設・撤去を繰り返すことになり、資金がどんどん消費されていきます。
せめて直前の操作を取り消すアンドゥ機能がつかないでしょうか。
自分の計画ミス・操作ミスなら仕方ないのですが、思ったように引けないのに資金だけ減っていくのは苦痛です。
現状ではこまめにファイル保存するしか対策がありません。