テレビ時代劇主題歌コレクション
新選組血風録の主題歌に尽きる。ほかでは聴けないようなので購入。その点でたいへん満足。それ以外の歌には興味がないのでコメントできません。軍歌風の曲調と春日八郎の名調子、間奏がこんなになっていたとは知りませんでした。聴くたびに新選組血風録の場面が目に浮かびます。
かにむかし―日本むかしばなし (大型絵本 (27))
最初、3歳の我が子が図書館で借りたいと言い出しました。
そんなに子供が好きそうな絵や話に見えなかったので、ダメモトで借りて帰宅。
最初に読まされた時は、舌を噛みながらで、正直、苦闘しました。
1つの文が長いのです。
イマドキの短い簡潔な文からは、はるかに遠く、何だかゴツゴツしてます。
しかも、九州地方の方言らしきも混じっていて、読んでるこっちのイントネーションが
怪しくなる…。
(福岡出身の夫によると、どこだかわからないそうです)
ところがどっこい、そのヘタクソな読み聞かせに、3歳児は真剣に聞き入っています。
「ぱんぱんぐり」とか「はぜぼう」とか、大人が聞いても???な名称が登場するのに、
すっかり絵本の“世界”に入り込んでいます。
最初はすごいストレスでしたが、慣れるとリズムがわかって来て、楽しくなりました。
何度も何度も読まされるうちに、共通語にない面白さや暖かさに魅せられました。
さすが半世紀たっても愛されている絵本の実力です。
子供の国語力を伸ばすには、いろんな言葉に触れさせるといいと聞いたことがあります。
大人だって、自分がわかる範疇のコトバにしか触れないと、言語能力は発達しません。
「ナニ言ってるの??」と脳が汗をかく時こそ、向上のチャンスです。
脱線しましたが、イマドキの、見た目わかりやすい絵本は子供をダメにするのかも・・・・・
なんて思ってしまうくらい、大きな意味を持つ絵本との出会いでした(我が子に感謝)。
子供が何度も借りたがるので、購入決定です。
かにむかし (岩波の子どもの本)
母がにが丹精した柿の実を横取りしたさるに、子がにたちがかたき討ちをするという、有名なさるかに合戦の木下順二バージョン。
リアリスト劇作家の木下さんなので、牛フンも省略されていないし、内容がかなりシビアなだけに、「……そうな」などの昔語りの口調が、逆にのんびりした楽しい雰囲気をもたらしています。
絵は、キザクラカッパで有名な漫画家清水崑さん。かわいらしい絵なので、このさるはさほど憎たらしい顔はしていないのですが……親のかたきは討たねばならぬ。民話のエッセンスがバランスよく詰まったお話だと思います。
ふしぎなたいこ―にほんむかしばなし (岩波の子どもの本)
太鼓を叩けば、不思議不思議、お鼻がどんどん伸びてゆく、表題の「ふしぎのたいこ」をはじめ、かえるの自慢比べなど、誰もがどこかで聞いた覚えのある民話が数編入っています。
清水崑画 吉田茂諷刺漫画集
朝日新聞に掲載された風刺漫画を中心としているが、朝日新聞に掲載されたものすべてが収録されているわけではありません。それらの傑作選みたいなものでしょう。どうせならすべて収録してほしかったです。あと解説が少なすぎます。風刺漫画はその時代背景をしらないとさっぱりわけがわからないものがほとんどです(あたりまえですが・・)。もっとこれはどういう意味があるのかとか、全面講和とは何かとか、南原繁とは誰かとかそういう詳細があるといいと思います。
もう一つ、ちょっと高いです。もっと安くしてください。