ジャズ・ライヴ [DVD]
2000年にワシントンのTVスタジオに客を入れて録画されたこのライブは、トランペットとテナーにパーカッションを加えたセクステットという編成で、ガーシュインやエリントンなど古典ナンバーから、ハービーのオリジナル(とはいえもうスタンダードですが)まで9曲が演奏されています。
そもそもハービーが演じるメインストリームのジャズは、汗を流し流し吹きまくる熱気むんむんのジャズとはちょっと違い、全般的にクールで、そのピアノも印象派の絵画に喩えられることもありました。
ここでのハービーも極めてクールな演奏に終始します。リズムよりも音色や擬音効果をねらったパーカッションのソロがフィーチャーされたり、ハービー自身も知的で抑えの効いた調子で長々しいイントロ(これが本編からは!想像もつかないほど乖離している)を弾いたり、サックスやペットまでがスタジオの音響の所為か、妙に冷静なトーンに聞こえてしまうのです。
ハービーがこの録画の2年ほど前にレコーディングした“ガーシュイン・ワールド”は大変聴き応えがあったので、このDVDも期待したのですが、残念ながら演奏のメリハリやバリエーションの点でも、そこまでは行っていないように思えました。演奏そのものは緊張感があり、それなりに良いのですが、何だかちょっと不完全燃焼というか、聴いていて少々疲れてしまいました。
Groovy People: The Best of
1. You'll Never Find Another Love Like Mine, 4. Lady Love がSKY.FMを聞いていると一日に一回は必ずかかる。 おそらく、今の日本ではほとんどポピュラーではないのだろうけど、いつも耳に入ってくるとアルバム欲しくなるよね。 で、この2曲が入っているベスト盤を購入。思っていたとおり、全曲渋い声です。
LOVE JAZZ CHRISTMAS
数多のクリスマスアルバムの中で、
ここまで豪華な競演が繰り広げられた
コンピレーションはなかっただろう。
誰もが知ってる曲から、初めて聴く旋律まで、
聴く者達を優しく暖かく包み込むようでいて、
アレンジのうまさと美しさも同時に味わえる
素晴らしくMoodyなアルバム。
世界で一番愛している人と一緒に、
聖なる夜をこれらの調べとともに…
エッセンシャル・ルー・ロウルズ
一言で言えば、推薦できる内容! Lou RawlsはCapitolで12曲、MGMで2曲、Bellで1曲、Philadelphia International Records(PIR)で12曲、Epicで4曲、Gamble & Huffで1曲、合計で32のPopとR&Bのヒット曲を持つ。
星が4つなのは、このコレクションでは何故か(!?)Epic時代のヒット曲が全く収録されていないから。Epicは権利上、収録に問題ないと思うが・・・ちなみに、収録されたヒット曲はCapitolで4曲、MGMで1曲、Bellで1曲、PIRで10曲、合計で16曲。Capitol時代の収録曲が少し少ないかなあ・・・
Louは、昔、Sam Cookeのバックで歌っていたこともあるので、Soul musicとも無縁ではないが、どちらかと言うとJazz歌手と言うイメージが強い。PIRはBilly Paulのようにクラブ歌手も所属していて、結構、Jazzと言うか、スタンダード寄りの歌手も抱えていたので、Louとも相性は良く、このPIR時代は彼にとっては、Capitolに続く、いや、Capitol以上の全盛期だと言える。それに、全盛期のPhilly Soulがたっぷり聞けるのはファンとしては堪えられないだろう・・・
ここで、少しケチをつけるなら、Capitol時代のカバー曲”You’ve Made me So Very Happy”, Epic時代のオリジナル・ヒット(?)”Wind Beneath My Wings”辺りが収録されていないのは残念!それに、インディ・レーベル(だと思うが・・・)のGamble & Huffでのヒット曲は聞いたことが無く、曲の収録は権利上、問題ないと思うので、これだけの内容なら収録して欲しかったなあ・・・この辺を押さえてくれていたら、星5つあげたんだけどねえ・・・もっとも、Bell時代の”She’s Gone”収録はファンにはありがたいことだろう・・・ともあれ、このコレクションが、初心者、ファンを問わず、Louの決定版であることは間違いない!
ハート・オブ・ウーマン オリジナル・サウンドトラック
映画の予告編に使われている曲、メレディス・ブルックスの歌う「bicth」がとてもいい。
他にもいい曲は何曲かあるけれども、やっぱりこれが一番です。
これを聞くだけでも価値あり。