南極越冬記 (岩波新書 青版)
著者は日本で初めての南極探検隊・越冬隊の隊長を務めた人物。
本書は、1957年2月15日から翌年2月24日まで約一年間の南極生活について、日記等をもとにして書かれた冒険記。
なんというか、非常に雑駁な本であった。おおまかには日付順に記されているのだが、話の進め方があまり上手くないので、とても分かりにくい。越冬隊の結成されるまでとか、どんなメンバーがいたのかとか、何を調査したのかとか、まとまらないまま並べられているので、読んでいる方は混乱させられる。文章自体もいまいち。
南極での越冬の大変さも、調査の楽しさも、伝わってこない。
ただ、リーダーシップにあふれ、しっかりした意見を持つ人物であるのは分かった。探検隊の隊長タイプとしては優れているのかも知れない。
南極物語 ― オリジナル・サウンドトラック
蔵原 惟繕(くらはら・これよし)監督。映画「南極物語」のサウンドトラックです。
分厚い氷に閉じこめられた南極観測船「宗谷」は、海外船の助けを借りて何とか外海へ脱出したものの、吹き荒れるブリザードに阻まれ、カラフト犬を連れて帰ることができませんでした。しかも、犬たちは無情にも鎖に繋がれたまま。失意の中、帰国した越冬隊には罵声が浴びせられたのでした。
彼らの骨を拾うつもりで、再び南極大陸に降り立った越冬隊は、そこで信じられない光景を目にしました。訓練当時まだ子供だった2匹のカラフト犬「タロ」と「ジロ」が生きていたのです。日本中に感動を呼んだこの出来事を映画にしたのが、「南極物語」です。
音楽を担当するのは、ギリシア人シンセサイザー奏者:ヴァンゲリス。前作「炎のランナー」でアカデミー賞を受賞。「最高の作曲家」が、大自然の物語に挑む新作と言うことで、世界的にも注目を集めました。
結果的に、この起用は大成功であったと思います。メイン・タイトル「Antarctica/南極物語」が全てを物語っています。以後、現在に至るまで、極寒の地の映像では、必ずと言っていい程この曲が使われ続けています。
日本の映画との事で、「琴」を模した音色のシンセサイザーがリードします。使われている音は、たったの8音。
♪ ド ・ シ ・ ソ ・ ラ ・・・・
♪ ファ ・ ミ ・ ド ・ レ ・・・・
にも関わらず、美しく壮大な「雪と氷の世界」を見事に描写しており、楽曲として完璧な完成度であると思います。丘の上に微かに動く二つの影=タロ・ジロとの感動の再会を、これ以上ない音楽で盛り上げてくれています。
「ブレードランナー〜ベスト・オブ・ヴァンゲリス」等に収録のものは、4分弱の適度な長さに編集した Short Version で、気軽に聴くならこれも良いですが、素晴らしいメイン・タイトルですので、是非 7分にも及ぶ Full Version も揃えてはいかがでしょうか。
fun!fun! Pingu 初回限定版~ようこそ!南極へ~
大まかな流れとして、キャラクターや看板等に近づくと「?」
マークや矢印マーク等が出現し、そこで○ボタンを押すことで
キャラクターの会話、場所移動、アイテム収集、ミニゲーム等を
行いゲームを進行させていく。といった感じになっており、
ファンには最高!感動!ピングーの世界を満喫できます!
(ストーリー進行には関係ないが、L1、R1、□を押すことにより本編でおなじみのラッパ状のクチバシが見られる等)。