映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」オリジナルサウンドトラック
劇中で、再会や別れのシーンになると流れてくるメインテーマがあるんです。
この音楽が街中で流れてきたら、たぶん歩きながら泣き出してしまうと思います。
映画『東京タワー』ナビゲートDVDでボク役を演じたオダギリジョーさんは語っています。
この作品の出演を最初断っていたそうです。
母ひとり子ひとりという物語が実生活と被ってしまうと。
映画出演のオファーが来ていることを母親に話した時、お母さんはすでに原作の小説を持っていて読んでいました。
『東京タワー』がこれだけベストセラーになったことが、この映画の運命の分かれ道になったのかもしれませんね。
ある日、お母さんは息子にひと言。
ボク役をやってほしいと言ったそうです。
私は泣いていました。映画を観る前に、もう泣いていたんですね。オダギリジョーの東京タワーを観たようで。
これが私と映画『東京タワー』との出会いです。
このナビゲートDVDでオダギリさんが母親の話をしていた時にBGMとして流れていたのが、あのメインテーマでした。
東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (新潮文庫)
この本を読んで思うのは、文学あるいは芸術は人の犠牲のもとにしか本当は成り立たないのではないか、ということを再び思い起こさせた。
お母さんが亡くならなければ、このレクイエムは描かれなかった筈だからだ。
この作品で著者はルール違反をしている。実在の人物が特定でき、読めば必ず(当人でなくても関係者が)傷つくように書いてあるからだ。
母のガンを見逃した町医者、母の手料理に一切触れなかった編集志望の若い女、母の最後に疲れて眠っていた父子を笑った看護婦、だ。
すべて母への想いから強い怒りをもって描かれている。
これは実在の人物で直接最近亡くなった人を扱う場合、ありうべき問題だが、それもレクイエムに付随する出来事ではある。
残響(祝!20周年突入グッズ 特製「まるふく扇子、タトゥーシール」付)(ミュージック・クリップ3曲収録DVD付)
「5年モノ」以来2年半ですが、オリジナルとしては、「f」以来8年ぶり♪
タイアップ曲やシングルと合わせて14曲+ボーナストラックですね。群青も初めてCDになるのでは無いでしょうか☆楽しみです。武道館ライブで一曲披露して頂けましたが、実に楽しみです