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Three Musketeers 3D映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のサントラ。
スコア+主題歌1曲の全23曲。
スコアの作曲はヴァンパイア映画『アンダーワールド』のポール・ハスリンジャー。

日本版予告編に使われている音楽が『パイレーツ・オブ・カリビアン』に激似で
イヤな予感が漂いますが……杞憂でした!

ポール・W・S・アンダーソン監督にとっては初の歴史物にして初の冒険活劇となる本作ですが
時代設定を無視して、軽くて、ハチャメチャなアクションシーンが連続する本編を、
ハスリンジャーの音楽が、ガッチリと、弱点を補ってくれている印象です。
重厚だけど、トボけたウィット感もある。
劇中当時のパリの雰囲気も感じられますし、アクション映画としてのハラハラ感もバッチリあります。
作曲センスの幅の広さに感服しました。
ハスリンジャーの現時点での代表作であるのは間違いありません。

アルバムの最後に収録されている主題歌はテイク・ザットの“When We Were Young”。
ダルタニアンと三銃士の物語のシメの音楽としてピッタリだと思いました!!
こちらも必聴です!


Some Feeling 村上ポンタに大村憲司、小原レイ氏ら強力な布陣をバックに歌う媚びない女、安田南の堂々としたたたずまいこそが男前というものである。ジャズだのロックだのとカテゴライズすることは彼女の場合まったく無意味。安田南以外のなにものでもなく、しかし彼女を知らない者でも一瞬にしてその歌世界に引き込まれてしまうだろう。彼女の歌声(歌詞にあらず)にはリアリティがあふれている。嘘がない。なんてかっこいい人なんだ。
COSMONAUT 『荒々しさがなくなった』 『歌詞が丸くなりすぎた』『昔のBUMP OF CHICKENはどこ行った』

よくある批判の類であろう。
はっきり言って、それらの批判はナンセンスだ。
当時10代の、まだ少年であったBUMP OF CHICKENと、30代の立派な大人になったBUMP OF CHICKENを同じ土俵で比べようとするのがそもそも間違いである。
もしBUMP OF CHICKENが何の成長もなく、『FLAME VEIN』の段階のままだったら、僕は間違いなくBUMP OF CHICKENの曲を聴き続けることはなかっただろう。
『jupiter』をリリースした時点でファンをきっぱり辞めていたに違いない。

BUMP OF CHICKENのアルバムは、一枚一枚がまったく異なった色彩を放っているように感じる。
僕自身、このアルバムを通して宇宙全体を飲み込むような、大きな包容力を感じた。

今回の『COSMONAUT』は、「R.I.P.」「ウェザーリポート」「透明飛行船」「魔法の料理」「宇宙飛行士への手紙」などのように、過去のことを振り返るような形の曲が多くみられる。
それは主に藤原基央の回想という形で描かれているのにもかかわらず、誰もが一度は経験したことあるような普遍的な記憶であるだけに、僕個人としても感情移入を禁じ得なかった。
こういった歌詞が以前の藤原基央に書けたであろうか?
ましてや『FLAME VEIN』の頃に書けたはずもないし、その頃のBUMP OF CHICKENとの変化を感じざるを得ないのも当然だろう。

大抵の批判が過去の彼等と比べようとするものがほとんどなだけに、そういった彼等の人間としての成長を感じながらこのアルバムを聴くというのも、一つの方法として推薦したい。

長文のうえに、拙い文章力にもかかわらず、読んでくださってありがとうございました。

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