Conversation
少しへヴィなギターの「CONVERSATION CLINIC」で幕を開ける、前期の集大成のようなアルバム。
キラキラ・ポップな「NITE FLITE」がベスト盤に入ってないのは何故なのだろう?
切なげなメロディの名曲「Energetic Love」はシングルと少し違います。
「JUST ONE LOOK」は女性らしい歌詞のバラードで素敵です。
「君のことを忘れない」は「JUST ONE LOOK」とは逆に男目線の歌詞ですが、こちらも良いバラード。
元気のでる「BORDERLESS」はメロディ、リズム、歌詞、アレンジすべて素晴らしいです。
「セピアの帰り道(Album Version)」はそれほど好きではなかったのですが、父が亡くなったときになんとなく聞いていて、涙が溢れてきました。
英語の詞が印象的だった彼女ですが、私はこのアルバムあたりから、日本語詞にもかなり説得力がでてきたように感じたものです。
ZERO
実に14年ぶりにリリースされた新譜。
活動停止以来もう新曲は聴けないものと思っていたので感慨深いです。
全6曲のミニアルバムで、全曲作詞、5曲を本人が作曲しています。
期待の中、第一声を聴いた瞬間、変わらない彼女の歌声にほっと一安心。
静かに始まる1曲目。
相変わらず男前な感じな歌詞がしびれる2曲目。
3曲目はバラードですが情熱的な歌を聴かせてくれます。
ベースラインが格好良くノリの良い4曲目も良いです。
昔の楽曲の雰囲気を醸し出す5曲目も彼女らしくて好きです。
最終曲の6曲目は、ピアノをバックにした曲で、
もっとこの瞬間が続けばよいのにと思いながら聞いていました。
全体に派手さはありませんが、他の誰でもない彼女の曲が聴けます。
以前の彼女のファンなら買って損はない復帰作だと思います。
再び出会えたことに感謝します。
そして次は是非フルアルバムを期待します。
これだけ待ったのだから、またのんびり待たせていただきます。