幸福の黄色いハンカチ デジタルリマスター [DVD]
"自称・アメリカ先住民" の若者、年端もいかない少女、ムショ帰りの中年男。
三人は古いコンバーチブルでミシシッピ沿いに南へと向かうが・・・
湿地帯、ニューオリンズ、最南端沖の石油採掘所・・・米国らしいアイテムが作品を彩る。
求められるまま過去を語る男。耳を傾ける若い男女。
英語字幕がないのは残念だ。
ストーリーの大枠は拍子抜けするほど日本版と同じ。ただここには武田鉄矢の調子っ外れ
な叫び声も無ければ、ニラレバ炒めの値上げにむくれる渥美清も出てこない。
蟹にまつわる笑撃エピソードは、米国版ではザリガニに変わっているが、これも極めて
抑制が効いていて、日本版のような戯画化された大騒ぎとは一線を画している。
笑いを誘う場面はこれといって見られず、物語は淡々とすすみ、やがて三人それぞれが
抱え込む孤独の形が見えてくる・・・
どこかカラリとしていた日本版に比べ、大きく異なる人物像、空気感。
若者・ゴーディのナイーブさがいい。
けれん味を排した静かな佳品と言える。
幸福の黄色いハンカチ デジタルリマスター [Blu-ray]
ストーリーの説明は不要ですよね。
前に発売されたHD−DVD版より、更に画像が綺麗になった気がします。
良いクリスマスになりました。(12・24着だったので)
特典映像が違うのは、自分みたいに2枚持ってる人には
ありがたいですけど、どうしてブルーレイ版に前回の特典を
付けなかったのでしょうか?
少し、理解に苦しみます。
でも作品は最高ですよね。
LD、DVD、HD-DVD、ブルーレイと
ビデオ以外、全部買いました。汗。
追記 HD-DVDとブルーレイで同じシーンで
静止画にした所、色の鮮やかさがブルーレイの方が
遥かに綺麗でした。服などの発色。
ただ、ブルーレイはHDMIで1080Pで
HD-DVDはD端子なので720Pなので、厳密には
同比較ではありませんが。汗。