逆境無頼カイジ 1 [DVD]
原作を見ていないので、作品本来の良さを完全に再現できているのかは判断できませんが、緊張感や頭脳戦は目に見張るものがあり、すばらしい作品です。誰しもが心の根幹に抱いている、「欲」、「見栄」 、「裏切り」をあますとこなく描いているので、不快に感じる方もいるかもしれませんが、人間としての在り方を考えてほしいという作者のメッセージなのかもしれない…。
賭博破戒録カイジ(1) (ヤングマガジンコミックス)
前シリーズの大傑作「黙示録」にはさすがにかなわないが、それはまあしょうがない。でもこちらも激熱の傑作だと思います。いきなりカイジが収容される事になる、帝愛の借金を返せなかった者が収容される“地下強制労働所”(もちろん非合法)の生活感は、迫真のリアリティーがある。
必死で働いたなけなしの“ペリカ(地下労働所でのみ流通する通貨。10ペリカ=1円)”で買うビールがどんなにうまそうに見えることか!一番安いのが柿ピーのバラ売りってのが泣かせます(笑)。給料を我慢できずにすぐに使い切ってしまうカイジのダメ人間っぷりといったら。
第一のギャンブル「チンチロ」はトリックはシンプルながら、仲間で一致団結して汚い班長に勝利するカタルシスがたまらない。第二のギャンブルの「超高レートの特殊パチンコ台・沼」は、自分と仲間たちが地獄のような地下労働所からの脱出が掛かってるので、緊迫感が半端ではない。
「沼」の攻略は本当に長くて戦略も荒唐無稽すぎるかもしれないけど、異様なほどのテンションが持続するので単行本で一気に読むぶんには気にならないと思う。最後までどっちに転ぶかわからないギリギリの勝負、駆け引き。トイレでの遠藤さんとの会話は涙無しでは見れなかった。ちょっと抜けてるけど人が良く憎めないおっちゃん、福本作品では数少ないイケメンの裏カジノオーナー・一条など、キャラクターも魅力的。
キャラクタースリーブコレクション 逆境無頼カイジ 「カイジVS利根川」
キャラクタースリーブコレクション 第30弾 全4種類 の中の1つです。
逆境無頼カイジ より、『 カイジ VS 利根川 』のスリーブです。
セット内容は、スリーブ60枚入りです。
スリーブのサイズはスタンダードサイズで、ヴァイスシュヴァルツやガンダムウォーなどのカードにピッタリです。
イラスト面は綺麗にプリントされていますし、厚手のスリーブなので耐久力がありそうです。
コレクション用としてもカードゲーム用としてもオススメだと思います(^_^)
オトナアニメVol.21 (洋泉社MOOK)
表紙はデカデカとまどかと書かれていますが、オリジナルアニメ
特集の一環として100P中の40Pぐらいがまどかのページに
なります。それだけ目当てだと少し物足りなさを感じると思います。
残りの部分ではあの花のページが多いですね。
内容に関しては結構読ませる記事も多いですし、値段なりの密度は
あると思います。ただ全部を読んでみて、という事ですので一部の
ジャンルだけにしか興味がないと言う事であれば少々割高だなって
感じるかもしれません。
人気作品の便乗で内容が薄いものを多い中、きちんと記事を作って
いるなと言う印象の雑誌です。あれこれ広くアニメに興味を持って
いる人には良い雑誌だと思います。
カイジ 人生逆転ゲーム [Blu-ray]
原作の大ファンだったので、期待半分不安半分で見てきました。
若干物足りないところ(心理描写やギャンブルの内容など)も
ありましたが、映画という限られた時間がある中では、
原作の持つテイストをかなり出し切れたのでは、という印象です。
電流鉄骨渡りやEカードあたりは、結末を知っているにも関わらず、
ついつい手に汗を握って見入ってしまいました。
出演者の中では、香川照之さんの演技が抜群に良かったです。
見事なまでに、憎たらしい敵役を演じきっていました。
カイジ役の藤原くんは、もう少しセリフが聞き取りやすいと良かったかな・・。
最近の邦画の中では、かなりレベルの高い作品なことは間違いありません。
見て損は無いですよ。