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アール・オキンの眠れぬ夜のボサノバ
小唄系ヴォーカルに、ジャズとボサノヴァを行き来するけだるいサウンド。と、聞くとたいして珍しくもないのですが、このアルバムはベタすぎないスタンダードの選曲とオリジナル曲(これがよいです!)の塩梅がとてもナイスだと思う。 ジョビンの切ないカヴァー "O Grande Amor" もとてもお気に入り。私は就寝前のお酒を楽しみながらよく聞いています。ゆったりとした曲調で統一されているので、たしかに眠れない夜にもいいかも。夏の夕暮れ〜夜をクールダウンさせてくれる、とても素敵なアルバムだと思います。
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疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)
まずこの本を読むと,今まで自分が思っていた言葉の持つ「本来の意味」が揺さぶられます。その上で,様々な角度や視点から,こうするほうがもっと
暮らしやすくなりますよ,本当の意味で自分を守るためにはこうしたらいいですよ,と,私にもわかるくらいの砕けた文章で書かれていて,まさに「眠れぬ夜」にはうってつけの一冊です。余談ですが,私も合気道を学んできちんとした大人に出会い,いろいろなことを学んでみたいと思うようになりました。自分が今まで生活してきた中で,おろそかにしてきたもの,ないがしろにしてきたものを改めてきちんと見つめなおし,もっと物事の本質を考えられる大人になりたいと思わせてくれる,頭の整体師のような文章を書く方だと思います。
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眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)
いかに生きるべきか、どのような心の持ち方をすればよいか、善と悪との考え方、人間関係について・・・人生を生きてゆくにあたり重要と考えられることを私は親や学校から教わった覚えがありません。。。相談できる人がそばにいればいいのですが、社会に出てからはそうもいかないことが多々あります。そんなとき、この本を端から端までよく読むと、必ずどこかに答えが書いてありますので、大変頼りにしております。また、メッセージが欲しいときなどパラパラめくっていると求めていた答えが見つかることもあります。非常に実践的、かつ心が穏やかになる本です。
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MISIA LOVE&BALLADS-The Best Ballade Collection-
出ましたね。バラードbest。最近はめっきりバラードが多くなりましたが、初期のバラードの方が名曲がありますよね。it's just loveは松島奈々子とのcmタイアップでmisiaのバラードが世に認識された名曲だと思います。それぞれココロに残ってる曲をあらためて聴いてみるのもいいんではないでしょうか。
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眠れぬ夜を抱いて
プロローグと、序盤の登場人物の会話などである程度先が読めてしまったのが何とも・・・。特に、後半はほぼ解けた謎を後追いで悠子が追って行く、という形に思えてしまったのが残念。
テーマとなった「夫婦愛」。失踪し、すべてを失ったからこそ夫婦になれた、など印象深い言葉も多くてメッセージ性は抜群だし、テンポの良い展開で飽きさせないのも凄くありがたい。それだけに惜しい。