ぼくの大切なともだち (完全受注5,000本限定生産) [DVD]
フランソワは、自分の誕生日のディナーに集まった全員から「お前の葬式には誰も来ない」と言われ、ショックを受ける。そして反論するうちに、「10日以内に親友を連れてくる」という賭けをする事に。早速、友人たちにコンタクトを取るフランソワだが、そこで誰も彼を親友だとは思っていない事を思い知る。そんな時、タクシー運転手ブリュノの親しみやすさを目にしたフランソワは、彼に人と仲良くなるコツを学ぶ事にするが…。主人公は、仕事は成功し、お金にも困っていないし、情事を楽しむ愛人もいる中年の美術商。しかし自分が思っていただけで、誰も自分
を友人だとは思っていなかった事を知る。その美術商が友人になろうとする人のいいタクシー運転手もまた、見かけとは裏腹に心に孤独を抱えていた。二人は「本当の友情」を築く事ができるかと、二人の失敗に笑いながらも、次第にドラマに引き込まれていく。クライマックスでハラハラしてしまうのは、フランスの名匠ルコントの演出のうまさだろう。『タンデム』『列車に乗った男』に続く、中年男の友情を描いた作品だ。「愛は金で買えるが、友情は決して買えない」というセリフが、見たものの胸を刺すだろう。
ヒッツ・オンTV 2006
一度は耳にしたことがある、有名な曲が一枚のCDに収められています。歌詞カードも対訳も付いている為、洋楽初心者の方でも馴染みやすいかもしれません。
また、選曲は比較的明るい曲が多いのですが、中にはしんみりするものもあったり、インストだけのものもあり、多岐に渡っております。
しかし、オムニバスの性質上、仕方のない事ですが、やはり好みの問題が出てきます。歌詞の内容が、やや過激(?)なものもあります。そういう曲は、ノリは良いのですが、個人的には少しおとなしめの5、6、9、12、14、18、20辺りが好きですね。
ビューティフル・サンデー~ベスト・オブ・ダニエル・ブーン
日本でドーンと売れた洋楽「シングル」(現在は商習慣の変化でシングルで洋楽を売ることはなくなったため、これほど洋楽のシングルが売れることは多分もうないでしょう)、「ビューティフル・サンデー」を収録した、ダニエル・ブーンの単独ベスト盤。意外にもアーティスト単独のCDは日本初です。(ドイツやイギリスでは何枚かCDが出ている)
「ビューティフル・サンデー」のあまりの場外ホームランぶりに、他の曲があまりに印象が薄くなってしまっていますけど、ほかにも捨てておけない曲は多数あります。「ビューティフル・サンデー」とテレビ番組の挿入曲の座を争った「スカイダイバー」(3)なども聞いてみてください。個人的には来日時にロッテ歌のアルバムで歌った「スリーピー・ヘッド」(20)が非常に印象に残っており、収録CDを探していた(外国盤CDでも見当たらなかった)ので、ここに収録されたのでうれしく思っています。
次は「キャラバンII挿入歌集」のコンピレーションを是非出して欲しいと思います。マックス・バイグレイヴズの「さよならの夏」、ボビー・ヴィントン(ジョージ・ベイカーではないのが肝)の「パロマ・ブランカ」(これは田中星児の日本語版も含めて)、ダニエル・ジェラールの「バタフライ」、レターメンの「ワールド・ファンタジー」…… 懐かしい。