妄想コントローラ ナムコクラシックス ゼビウス
良い製品か悪い製品か、と言えば、良い、です。
今までキーチェーンゲームでも、
大変面白いアイデアを使った商品はいくつかあったのですが、
いずれも、(小さすぎる)ユーザーインターフェースに問題を抱えていたため、
「これ遊んでみなよ、面白いぜ」と自信を持って他人に薦めることはできず、
あくまで好事家専用のイロモノ扱いでした。
ところがこれは薦めることができます。
画面を完全に廃するという大胆なアイデアによって
それは実現されました。
できれば続編がでることを期待したいです。
LEGEND 80’S SERIES「ナムコ・アーケード 80’S」
80年代からゲームセンターと共にリアルタイムに生きてきた自分にとって、
これらの曲から思い出される情景は、ついこの前の事の様な気がしてしまいます。
このアルバムは過去CD化される事が無かったゲームタイトルはもちろん、
CD化されても収録される事のなかった曲も余すところなく収録されています。
80年代を鮮明に思い出してみたい全てのお年寄りゲーマーにオススメ致します!
Famidasライト ファミコンキャラ&メカ編 (ファミリーコンピュータディクショナリーオールラウンドシリーズ)
ファミコンの「キャラクターとメカ」に焦点を当てた全191Pの解説本です。
なんといってもこのボリュームでこのお値段!少し小さい本ですが大変お買い得かと思います。
文章はネタに走ったようなものはなく、比較的まじめなものが多いと思います。
解説は長いキャラで4ページ、短いキャラで1ページ、「コラム」で1/4ページほどで解説
されるキャラもいます。現在配信などでプレイ可能なゲームは、下段で紹介されています。
カラーとモノクロのページ比率は半々ぐらいでしょうか。
前半100ページでファミコン誕生の83年から94年まで、「ファミコンキャラ編」の解説、
残りで「ファミコンメカ編(戦闘機/ロボ/車両/etc..)」の解説という構成です。
定番のマリオ、ルイージ(公式/非公式でのコンプレックスキャラとしての弄られ具合が笑えます)
グリン&マロン(バイナリィランド)、パチ夫君など幅広いです。
個人的には「メカ編」でニチブツの「マグマックス」「テラクレスタ」が取り上げられていて、
しかも合体形態まで紹介されていたのが嬉しかったです。(ウイングギャリバーは無し。残念!)
「テラクレスタ」は当時合体パーツフィギュアつきのスナック菓子が売られていたと思います。
買い集めていくとかなり豪華な最終形態になったような・・誰かニヤリとしてくれると嬉しいです。
ちなみに「ツインビー」は戦闘機と解説されていますが、「キャラ」で紹介されます。
・・男社会にポップを持ち込んだという解説に笑いました。
ライター陣は以下です。
(海老まよ、風のイオナ、ジストリアス、シバリみっきぃ、毬夫、栗山大吾、恋パラ支部長、
酒缶、鴫原盛之、西村将浩、藤井ファール、山本悠作)
ザ・リターン・オブ・ビデオ・ゲーム・ミュージック
細野晴臣プロデュースによるアルバム「ビデオ・ゲーム・ミュージック」、12インチシングル「スーパーゼビウス」の2枚に比べると、このアルバムは比較的マイナーで、それゆえにリイシューの機会をことごとく逃してきたというか、黙殺されてきたわけですが、GMOレーベルのリイシュー大会にあわせてその源流となるべき3枚のうちに数えられ復刻されたことは実に喜ばしいことでした。
マイナーなのは「細野晴臣」「YENレーベル」といった冠がないことと、収録されているタイトルが「ドルアーガの塔」を除くと若干マイナーであることが主な原因だと思いますが、それはこのアルバムの内容の素晴らしさを考えると不当極まりない評価だと言えます。
なぜならば、このアルバムはある種のエキゾチシズムの対象としてゲームミュージックを捉えた「V.G.G.」、細野氏の芸風の中に素材として取り込んだ「スーパーゼビウス」と違い「電子音楽としてゲームの音源の音で何ができるのか」というポジティブな未来志向に裏打ちされており、それは取りも直さず、このアルバムから20余年を経た現在にまで至るゲームミュージックの有り様そのものを明快に提示したものであるからです。
B面に収録された楽曲群は、1曲を除きゲームミュージックのアレンジではありません。当時のナムコのサウンドスタッフ(大野木宣之氏、小沢純子氏)と、上野耕路氏、藤井丈司氏、国本佳宏氏、飯尾芳史氏の手によるコラボレーション曲集です。後に「META MAGIC GAME」が「ケルナグール」に、「MERRY GOES AROUND」が「ホッピングマッピー」に使用されますが、聴き比べてみると音符こそ同じものの全く方向性が違うことがわかります。
ナムコの使用していたC30チップの品のいい響きがシンセサイザーの音と織りなすハーモニー。
搭載音源の音色から離れて奏でられるタイトなアンサンブル。
制約と解放が渾然一体となった音楽の姿がここにはあります。それはゲームを離れて「ゲームミュージック」がどこへ行くのかを探す旅路のようでもあります。
ゲームの音源はこのあとFM音源の時代を迎え、PCM音源へと移り、音質そのものはいわゆる普通の電子楽器と何ら変わらないものになっていきますが、その途上では電子音楽であることへのコンプレックスとさえ思えるような迷走を見せた時期もありました。現在では、過去「制約」とされることの多かった音源チップの音も選択の範疇に入り、音楽表現としてますます広がりをみせています。
そんな自由さが作る現在の音楽と、驚くほどにこのアルバムのB面は似た雰囲気を持っています。それはさながらオーパーツのように今では思えるかも知れません。
僕は本当に夢に見るほどこのアルバムのCD化を望んでいたので、復刻なったときは快哉を叫んだものです。
結局発売から10年を経過した今ではプレミア盤の中に名を連ねることになってしまったわけですが、繰り返し多くの人に聴かれるに値する名盤なので、適価で手に入れられるようになってほしいと切に願って止みません。
シューティングゲームサイドVol.0 (GAMESIDE BOOKS)
ゲームサイドDXシューティング編とも言うべき内容。さらに改稿された部分もあり手抜きではない。
ナムコSTG、グラディウス、ダライアスというメジャークラスの物ばかりなのでマニアックなレトロゲーム等は触れられていない。R−TYPEも欲しかったような気も………。ガメシデで特集無かったか………。
一方でグラディウス系などはレトロゲーム部分も収録されているので、ヴァ―チャコンソールへの期待も湧き上がる………かもしれない。
シューティングと言う関係上、ストーリーや歴史は把握し辛いのだが、それを助ける一冊でもある。
シューティングゲームと言う文化を分析する読み物としてもいける。