ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組 [DVD]
その凄惨な暴力描写とデモーニッシュなストーリーが強烈なジェームズ・エルロイの原作を、極めつけのスタイリッシュなサスペンス・スリラーの鬼才ブライアン・デ・パルマが、ハリウッドで、今、最もホットなジョシュ・ハートネット&スカーレット・ヨハンソン主演で完全映画化、と聞けば、それだけで期待十分なのだが、正直、カンヌでの不評ぶりが頷ける残念な出来栄えだ。確かに、デ・パルマと、久しぶりのコンビを組んだ70年代から80年代に掛けてのハリウッドが誇る名カメラマンのヴィルモス・ジグモンド(懐かしい!!)による暗黒で淫靡なムードを醸し出すざらついた色相と映像感覚は、全編ノワール的世界が充満していて、良い感じなのだが、今ひとつ濃厚さと香り高さに欠ける。脇を固める、物語の鍵を握る登場人物たちの書き込みが足らない分、ドラマの展開を主人公のモノ・ローグで説明させているものの、原作を読んでいない者には、やはり分かり難く、かつ冗長だ。そして、一番のマイナス・ポイントは、タイトル・ロールを演じるミア・カーシュナーと、ヒラリー・スワンクの2人で、主人公たちが取り憑かれるほどの、華も、悲劇性も感じさせないのが興ざめ。同じエルロイの小説を映画化したカーティス・ハンソンの「L.A.コンフィデンシャル」と比較する評を読んだが、あの傑作と比べるのは、ハンソンにとっても、デ・パルマにとっても不本意な事ではないか。
Dali Tarot. 78 Karten. Jubilaeumsausgabe mit Anleitung
写真の箱の絵は、魔術師です。
木製テーブルの上には、赤ワイン、パン、巻いた紙、ダリお得意の曲がった時計が置いてあります。
これを見るだけでも、ダリタロットの異質感が伝わります。
世界の名画をコラージュして作った絵は、ただただ迫力で、ダリの世界がこれでもかと繰り広げられます。
小アルカナも絵札です。
私は、観賞用に購入しましたが、絵のパワーが強すぎて、どちらにしろ占いする気にはなれません。
作りは、印刷が悪いです。絵の部分はきれいでしたが、まわりの黒い縁の印刷に濃淡がありました。
エッジに金はありません。表面にツルツルしたコーティングもありません。
素朴な作りです。
これからのリーダーに贈る17の言葉
ビジネス書では定評ある佐々木氏が「リーダーとは」を自身の経験を踏まえて熱く語っている作品。読んだ後に、やはり常識で考えれば至極真っ当なことなんだな・・・と感じた次第だ。その真っ当なこと、すなわち、志を高く持ち、情熱も持ち合わせ、部下を愛し、自身の行動を持って指導、教育にあたり、「教科書」通りではなく「現場が最高の勉強の場」を理解し、その上での判断力・決断力、そして何より行動力に長ける・・・ま、それだけでも大変なことではあるが、偉くなると腰が重くなり、机上の計算と、口だけで行動が伴わない様な「リーダー」も多くみられるなか、部下に厳しくあれど、自分にはそれ以上に厳しさを課し行動を示す・・・という、極、極当然と言えば当然という内容にひどく同感できた次第である。要するに(意味は違うが)リーダーシップのシップ(船)の舵取りの様だと想像する。つまりこの船(という組織)をどこにどうやって進めるのか?その為には船員たちにどうしてもらうべきなのか?そして目的地に辿り着けなかった場合はきちんと責任を取る、それがリーダーなんだなと・・・。それができれば苦労しないと思われる方もいるであろうが、この作品にはそういった事(舵取り)を実際に行っているリーダー達の実例が多く盛り込まれているので、大変参考にもなり、勉強になる作品である。このリーダーにしてこの組織ありきだなという実例を読むだけで「自分にも何か出来そう・・・」と思えただけでも非常に有用な一冊である。この本をプレゼントしたい人が沢山いる・・・と言いたくなる・・・のは蛇足ですね。
ダリ スパイクセット (クローム・4個入) CONES-BC
DALIのMentor/Menuetに使用しています。
もともと自然で美しい音を出すスピーカーですが、このスパイクにより定位感が向上し透明感が増し音がクリアになりました。予想以上の音質向上です。
特に高音域の伸びが良くなり、低音が引き締まり、はっきりとした音場となりました。
付属のスパイク受けでは、大理石にのせているせいもあってか低音域がやや不足するようにも感じられましたが、スパイク受けにaudio-technicaのAT6294を使うと適度に低音域が増強され、良い感じになりました。
このスパイクは回転式で高さ調整ができるので4点置き時の微調整も楽にできます。
アンダルシアの犬 [DVD]
私の精神を揺るがしかねないほどの「不条理の美」にあふれた作品であるという
印象を受けました。
(わずか15分でこれほど強烈な印象を残す映像が作れるということには
驚きを禁じ得ません。)