未亡人下宿 [VHS]
山本晋也は最近はNHKにも出て映画評論。日活ロマン・ポルノというのは1本も見たことない。タモリが出てるがテレビドラマにも出たことがある。京まちこさんが主演の名前忘れた。娘さんに痴漢と間違われた。あまり演技は得意でない。タコ八郎は斉藤清作というフライ級の全日本チャンプ。世界戦にも挑戦した野口恭を破った。テレビで試合を見たことあるがファイター。河童が愛称。タフで打たれてもダウンしない。これが悪くパンチ・ドランカーに。宮城県の人で仙台育英高校。映画のフィルムを運ぶアルバイトしていたので映画には詳しい。発音や動作がおかしいが昔、同門のファイテング原田とライバルの「かみそりパンチ」の海老原博幸と3人でテレビに出たときは普通に話していた。ただ脳へのダメージが強く夜尿症に。海水浴で溺死したといわれているが自殺だと思う。「幸せの黄色いハンカチ」の北海道ロケだかで撮影のじゃまをしたチンピラ3人を殴り倒したとか。
町の忘れもの (ちくま新書)
著者が幼少期を過ごした東京下町にあった「街のたたずまい」。街の匂いを生んでいたモノや情景の多くが今、消えつつあるらしい。文章とモノクロ写真で、哀感漂わせつつも明るく紹介する。下宿、ドブ川、荒物屋というのは下町でかろうじてあるかないか…って風景か。物干し台、戸袋など今の家では見かけなくなった造作かなあ。岡持、学帽、経木といったモノは今はほとんど見ない。そんなモノやコトから、著者のいた頃の下町の姿が妙なリアリティを持って浮かび上がる。
著者・なぎら健壱の文体も巧まざる技巧を感じる素晴らしい文章が、気忙しいけど粋を大切にする下町の雰囲気と絶妙にマッチしている。一見、なぎらがぷら〜んとほっつき歩いて、テレビに出て語っているような調子で書かれている。だがよく読むと、一文一文よく吟味し練られた文章であることがわかる。句読点を細かく刻んだリズミカルな短文を、立て板に水といった感じでタンタンターンとテンポよく重ね、モノクロームの写真とともに下町の情景を切り出している。リードで写真の解説をして、その品物に関する思い出をさらりと語り、「今の時代、どうなんだろうねえ」と余韻を残して締める。朝から晩の間に、シジミ、納豆、豆腐、夜鳴きそばと色んな物売りが街を売り歩いていた時代を振り返る「と〜ふ〜っ」の項目は、そんな「なぎら節」の真骨頂だ。
表紙も含め、写真がすべてモノクロというのがいい。カラーじゃ絶対ダメだ。かと言って写真がなくても台なしだろう。「古ぼけた思い出」が浮かび上がらない。モノクロだから、なぎらが回顧する思い出を「消えつつあるもの」として、読むことができる。それにしても「これほど筆が立つ人だったのか」と感心した。
酒にまじわれば (文春文庫)
ほのぼのと味わい深く、そして大笑い。酒を主題とした「なぎらさん」の名エッセイ集。朝日新聞他に掲載されたエッセイを一纏め。とにかく面白く、笑いに笑いました。お酒は日本の文化、飲めない方には恐縮ですが、出来れば古居酒屋で、美味い酒を飲む、その場の雰囲気も楽しめれば、本当日本人に生まれてきて良かったと思ってしましますね。日本酒は、別に特級酒でなくとも、十分うまい酒はあるし、焼酎、ワインだってそうです。不景気な、昨今、この手の面白い本を読んで、お腹を抱え、笑うことも大事です。日曜日の午後、良い読書をさせてもらいました。なぎらさんに感謝、感謝です。「はしご酒
」、「酒マラソン」など本当に面白い名エッセイの数々、文章もなかなか上手ですね。
なぎら健壱&OWN RISK
なぎら氏はバライティーなどで活躍して、変なおじさんのイメージが定着しておりますが、やっぱりフォークシンガーです。鼻に掛かった独特の声で下町、人情を見事に歌っております。定番の「永遠の絆」は絶品
よいとまけも美輪さんとは違ってなぎらワールドです。
中毒~ベストアルバム
悲惨な戦い、聴いていると目の前に光景が浮かび大爆笑です。
車で移動中、聴きながら一人笑って運転しているので、車ですれ違う人や、
前の車の人がルームミラー越しに不審な目で私を見つめる熱い視線を感じる事も・・・。
笑ってスッキリ。おすすめ。