Mの悲劇 DVD-BOX
とてつもなく長い「世にも奇妙な物語」を見せられていた・・・。というのが、最終回を見た感想。
稲垣吾郎が役にハマってましたね。
まあ人間は、人に迷惑をかけずに生きてるつもりでも、意外なところで迷惑かけてるんですよ。
それでも、稲垣くんはかわいそうだったなあ・・・。ハセキョンの気持ちも分からないでもないから、なんとも言えんけどねえ。
テンポがとても良くて、とにかく続きが気になるドラマでした。一話一話が濃いので、途中で飽きる事がありません。
でも、ラストはちょっと肩すかし・・・。
日本語の悲劇 (学研M文庫)
日本語の起源について、創造性に富んだ指摘を多く含んでいます。
日本語が韓国南部の方言をベースにしているという指摘は卓見で、歪んだ歴史観に縛られた視野の狭い日本語研究者からは決して出てこない卓見です。古くからの日本語の日常語のなかに、朝鮮半島の言語をルーツにすると思われる言葉が多く含まれていることは、すでに多くの指摘がありましたが、これまで誰も前向きに解明しようとはしなかった事自体、この分野の闇の深さを感じます。
ミニヤコンカ奇跡の生還 (ヤマケイ文庫)
私が高校生だった時、実習の先生が北海道隊の一員でした。どのような役目かわかりませんでしたが先生は生還して帰ってきました。
壮絶な物語です。私は生還した著者のことより、「万が一」と言いながらもベースキャンプを撤収してしまった隊員が一生背負い続けなければいけない後悔を思うとショックです。
他の方のレビューにもありますが、「恐るべき空白」を思い起こしました。
オリュンポスの神々―マンガ・ギリシア神話〈1〉 (中公文庫)
「おもしくてどんどん読み進めてしまう」ということはないですが、図書館に置いてあるような本に比べると格段に読みやすいです。
また、ギリシャ神話に限らず、古い物語といのは口伝えで広まったため人によっていろいろな見解や説があり、著者の主観や偏見で編集されることも結構あったりしますがこちらは割と客観的に書かれている気がします。
コラムのようなスペースで「〜という説もある」といったことにも頻繁に触れていますし、「ここでは〜とする」というように諸説ある中からこの本ではこの説を採用していますよ、といったことが明示されているのはとても好感が持てますね。
オリンピックの優勝者が頭に被る葉っぱのリングがギリシャ神話由来であるなど、日常に関わる雑学などが多く載っているのも退屈な神話を読み進める上での良いスパイスになります。マンガにしたことからも伺えるように、ギリシア神話を退屈せずに読んでもらおうというはからいが感じられて良いです。
現在3巻まで読みましたが、それにしてもギリシア神話由来のものが日常の中に本当にたくさんあって驚きですね。
神話らしい美しいタッチで描かれている点も◎
FFやドラクエあたりのゲームがお好きな人なら、神様や怪獣の名前が出てくるだけでも結構楽しいかもしれませんね。ポセイドンやベヒモスなど聞き覚えのある名前が頻繁に出てきます。元々神話からとっているので当然といえば当然ですが。
結果、マンガにしたから内容が薄くなるということもなく描くべきところはきちんと描かれており、物語も体系的によくまとまっています。ギリシア神話に少しでも興味があるなら買って損はないと思います。