ベスト・バロック100
個人的には「バッハ100」をリリースしてほしかったのですが、、、まぁ音楽史に燦然と輝く黄金時代、バロックの音楽は親しみやすく、聞きやすいと思います。演奏も綺麗で聞きやすく、王道といった感じでしょうか。J.S.バッハのカンタータ147番がギターでアレンジされていて、これまた新鮮で素晴らしく仕上がっていると思います。他にもヘンデルやヴィヴァルディ等著名な作曲家の有名な曲ばかりなので、あまりクラシックに縁がない方でも楽しめるでしょうし、癒されるでしょう!
絵でわかるマイルス・デイヴィスの生涯―マイルスの音はアートだった… (Scene of Jazz 1)
ジャズ本の中では異色。雰囲気のあるイラストと簡潔な文章で、特に音楽を聴きながら読むと最高! 文章が沢山書いてあるジャズ本は、音楽より文章を見てしまうから、なるほどこれはマイルスを聞きながら読み流せば、ジャズの楽しみをいっそう広げてくれます。
このシリーズの続編を期待します。
ザ・キンクス・コーラル・コレクション
あのレイ・デイヴィスがクラシックの名門デッカから出したアルバム。とはいえ、全てレイ自身の作品で固められ、彼自身がリード・ヴォーカルをとり、エレクトリック・ギターやベースなども加わっているし、楽器が加わらない5曲目も良く、ただのイージー・リスニング風アルバムには堕していない。それどころか、レイとクラウチ・エンド・フェスティヴァル・コーラスのコラボレイションは、ここに収められた曲の数々にオリジナル版とはまた違う魅力を加えている。
9−14曲目がヴィレッジ・グリーン・メドレーとなっているが、このアルバム全体があまり切れ目もなく演奏され一つの雰囲気を作り上げてもいる。一癖も二癖もあるレイおよびキンクスの曲で固めているのに正統派のクリスマス・アルバムのように聴こえるのも面白い。「ウォータールー・サンセット」、「セルロイド・ヒーローズ」、「ワーキングマンズ・カフェ」、「ヴィレッジ・グリーン」など、もともとノスタルジックな美しさを持つ曲はもちろん、その他の曲もよい。「ヴィクトリア」や「シャングリ・ラ」も感動的だ。「ユー・リアリー・ガット・ミー」は、合唱から始まるのがユニークなものの少々寂しくもありパワー不足な感もあるが、最後の「オール・オヴ・ザ・ナイト」では印象的なギターのフレーズが登場すると合唱団まで大いにのって歌ってアルバムを締めくくる。
残念なのは、噂になっていたキンクス再結成がならず、ここにもデイヴが参加していないことだ。「キンクス」の名を使ったアルバムを作ったことがレイの再結成の気持ちが高まってきたことの表れなのか、それともそこにソロ作も入れたことが「自分こそがキンクスだ」もしくは「自分ひとりでもキンクスの音楽をやっていける」という気持ちの表れなのか、いろいろと憶測してしまう。次の作品が気になるアルバムでもある。
全体としては星4.5くらいだが、SHM盤ということで星5つ。
時間について―アインシュタインが残した謎とパラドックス
著者が「まえがき」で書いているように,この本は「アインシュタインの伝記」でも「時間の体系的、包括的な研究について書こうとしたもの」でもなく,著者が「個人的に特に心をそそられる、あるいは不思議に思う話題を選びだし、それらを利用して、今日われわれが理解している時間の一般原理を解説することを試みた」ものです.したがって,章により面白かったりそうでなかったりしますが,「哲学者による時間の本」と比較し「時間について」はるかに理解が深まります.しかしやはり「縦書き」の本の為,説明不足なところは否めず,是非とも同著者による「物理学の専門家向けもの」である『時間の物理学』も読んでみたいですね.
ビート・ストリート [DVD]
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ずばりオールドスクール全開です。
まさかDVD化されるとは思いませんでした。
80’S HIPHOPに興味がある方は是非買いです。
ストーリー的、映像的には正直評価:星1つぐらいですが、
世界観、空気、音楽(エレクトリック・ファンク)でこれほど当時の
NY(たぶんブロンクス)を感じる事ができる映画は無いでしょう。
と、言うわけで:星5つ。
ブレイクダンスのテクニックこそ今見たらカナリ物足りないですが、
当時の世界最高峰レベルな事には間違いありません。
グラフィティ、DJプレイ、などなどテンコ盛りです。
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