食わせろ! 県民メシ 47都道府県のお国自慢グルメ
日本全国津々浦々のB級グルメ、というか郷土名産をヒミツの県民ショー的?なノリで紹介した本です。
一つの県が見開きで上半分がいのうえさきこ氏の漫画、下半分が永浜敬子氏のエッセイで成り立っており、気軽にのほほんと読むのに最適です。
エッセイも緻密で機知に富み、私の地元に関してもかなり詳しく調べてあり、ついほくそ笑んでしまいました。
私のようにいのうえ氏のファン、地方出張の多い方、旅好きの方、某番組のファンならば迷わず買いかと。
理由は聞くな。大人なら。 (DOS/Vmagagineの本)
この本は、友人からプレゼントされました。読み始めて,即とりこになりました。いままでにないマンガのコマ割り、というか、専門的なことはわかりませんが、ページ全体がアートのようで、とても綺麗だし。そして、内容はというと、描写の細かいところに、ふんだんにギャグが織り込まれていて、真剣に読まないと、面白いところに気づかない、というプレッシャーで、隅々まで見る努力を強いられます。世代も近いせいか、とても共感できる面白い本です。
倒れるときは前のめり。
酒と肴をこよなく愛する輝かしい負け犬人生?を送る漫画家兼イラストレーターいのうえさきこ氏の4コマです。
四十代の独身女性の酒飲みというマイナス要素を鮮やかに笑いに昇華させる独特のイラストと下手なエッセイスト顔負けの言葉選びの巧みさには脱帽。
ちょっと文句のつけようのない面白さです。
ヤングチャンピオン連載中。二巻はまだ出ないのか?
続弾!問題な日本語―何が気になる?どうして気になる?
みんなが色々言っているけれど、絶対役に立つ内容だ! というのが結論。言葉に興味のない人は最初から読まなければいいのであって、統計上の問題や、若者言葉に対する年長者の感覚等、それほど目くじら立てて読み込まなくてもいいと思う。文句なしにコラムもマンガも楽しめる。
忙しければ、受験生の飛ばし読みではないが「使うのはどっち?」だけでも十分。質問に対する答えが丁寧で回りくどいと感じるならば、必要なところだけ吸収すればいいと思う。
仕事柄、10代と接する事が多いけれど、大っぴらに「その言葉どういう意味?」とは訊けないので、「微妙」「普通においしい」「やばいよ、この味」などは、なるほど…と面白かった。どちらかというと、説明内容の対象年齢は30代以上のようなので、「若者」が読むと、カチンと来る事があるのかも知れないが。
この内容で800円ならランチ並みのお値段で、上等、お買い得だと思う。お堅い「辞書の大修館」のイメージを一新させてくれた本だ。
みんなで国語辞典!―これも、日本語
辞書になっていない言葉を辞書に携わる人たちが選んだ本です。
若者の仲間内の言葉から、よく雑誌で見るけど辞書にはないよねの言葉まで、約1300の言葉が辞書形式で収められています。
若者、学校の言葉や、ネットの言葉に分けられて収録されているので、自分と「若者」や「ネット」との距離を測るのにもいい本ですね。(ちなみに私は若者の言葉の10%ほど通じたので、青春のかけらがまだ体内に10%はあるのでしょう。)
それにしても、言葉を楽しむのが皆さん上手です。
一時期、ギャル語とかコギャル語とかでMK5だのホワイトキックだのメディアに取り上げれられていたことがありましたが、どっこい、今の生徒さんたちもとても鋭敏に言葉と戯れています。その実態は本書でどうぞ。
投稿は11万を超えるほどあったそうで、若者だけでなく、年輩の方々も随所で活躍しています。
ネタバレになってしまうかもしれませんが、一番のお気に入りをレビュータイトルにしてしまいました。「ぼくの弁当に対するグチ。(群馬県・高3男)」だそうです。