逆境無頼カイジ オリジナル・サウンドトラック
未来は僕等の手の中 (歌:カイジ with レッどぼんチリーず ←この名前も珍妙)
負け犬達のレクイエム (歌:白竜)
この二つのフルバージョンが入っている(シングルでだせばよかったのに‥)
これだけで”買い”
逆境無頼カイジ破戒録篇 オリジナル・サウンドトラック
アカギ、カイジ前期シリーズ、デスノートなどを手掛けてきたタニウチヒデキ氏の最新作です。
本編のアニメでは、アニメの出来はもちろん、音楽についても巷で高い評価を得ており、
本アルバムでは、サントラとTVサイズ主題歌など含めて2枚組の全51曲。
曲調はロック+テクノで、一見アニメ向きでは無い曲調ですが、本編をご覧になった方には、
ご存じの通りチンチロバトルや沼にマッチする手に汗握る音楽に仕上がっています。
ブックレットのライナーノーツを読むと、いかにタニウチ氏が気合いを入れて取り組んだのか、
プロデューサー・監督など制作スタッフの意気込みを感じる事が出来、それがあっての
この本作の仕上がりということを実感しました。
本編のいいシーンで使用されるTransparent、White heat、Hakairoku themeあたりは
ノリの良い音楽に仕上がっており、アニメではサビ部分しか使用されない曲も
フルバージョンで聞くと新鮮かつ完成度の高さを再認識出来るでしょう。
また、カイジお約束のざわざわのシーンをイメージして作曲された曲がレベルに合わせて6種類、
それぞれ異なった心理描写を表現しており、じわっと来るざわから、極限状態のざわまで、
本編で使用されたざわボイス入りバージョンまで収録されています。
なお、氏が所属するインストバンドcalxの演奏による楽曲も含まれており、
本サントラを気に入った方はcalxのライブでも楽しめる事うけあいです。
BURAI(ブライ)〈VOL.1〉 (スーパークエスト文庫)
PCゲームの隠れた名作を作者自身が小説化したもの。
後にコンシューマゲーム機にも移植されたとはいえ、
お世辞にも知名度が高いとはいえないこのゲーム、
まさか小説が出ているとは夢にも思わず(しかも全10巻!)、
BOOK-OFFで見つけた時には、鳥肌が立ちました。
内容は原作の世界観を元にしたオリジナルストーリーで、
まあ満足できるものでしたが、
原作のストーリーがあまりに秀逸だったので、
どうせなら原作をそのまま小説化してくれたほうが
よかったのになとも思いました。
もちろん小説ですのでゲームとは比較にならないほどの
細かい描写がなされているのですが、
逆にそれが想像力をそいでしまっている感じがしました。
ブライ(BURAI)八玉の勇士伝説 【PCエンジン】
ビジュアルシーンに比べると戦闘シーンは地味だけど
良い出来だと思います。
レベルアップの仕組みが独特なので慣れるまでは
死にまくる可能性もあるが個人的には楽しめた。
ストーリー展開は複数居る主人公がそれぞれの目的に沿って
戦うのだが、最終的には続編の「ブライII」で集結し
パーティを組んで全ての戦いに決着を着けると言う内容。
そのためIIがないとストーリーが完全には楽しめないので
1と2の両方を一度に買う事をオススメします。
2本同時に買うだけの価値があると思うので。
ブライ2 闇皇帝の逆襲 【PCエンジン】
前作の戦闘グラフィックなどすべてシステムが一新された今作。
BGMなども印象的なものも多く、序盤からテンションが上がります。
しかし、それも最初の内だけで似た様な戦闘の繰り返しとボスが全然弱くて面白くない。本当にこれでもボスキャラって感じのが殆ど。ラスボスもありえないくらい弱い、ショボい。
ストーリーも2級から3級へと降格したかのようにへぼくて、段々と製作の情熱が薄れて来たのでしょうか?
この後、原作者は「妖怪変紀行」なんて駄作を発表して敵が妖怪人間ムベだとかいうアホな設定が笑われ者となった。無残である。