SO スライスハラペーニョペッパー 540g
なんか急にパラペーニョが食べたくなって注文
青唐辛子の青臭さと辛さが後を引く美味しさです。食材にしようと考えているうちに
そのまま食べて1週間で半分以下になってしまいました(笑)。
再注文をしました。なくなると禁断症状がでそうです。
酸味に隠れて塩分がそれなりに入っているようなので食べ過ぎには注意が必要でしょう。
マッケイン ビアバッターオニオンリング 500g
購入理由はタイトル通りです。
此方の商品とモスバーガーがネット通販で売っているオニオンリングを購入し食べ比べてみようということになりました。
見た目、味、食べ応えの3つの項目に分けて二つの商品を比べてみました。
(評価は★5つで判定)
見た目
モス★★★★ 此方★★★
味
モス★★★ 此方★★★★★
食べ応え
モス★★★ 此方★★★★★
見た目はモス製とくらべ茶色くこげているように見えました。
ですが、味は此方のほうがおいしかったです。
また、モス製と比べ、同じ量で値段が半分以下なのでとても食べ応えがあると思います。
ハンバーガーの歴史 世界中でなぜここまで愛されたのか? (P‐Vine BOOKs)
本書においてまず特筆すべき点はハンバーガーの起源に対して、可能な限り詳細に記述してある部分だろう。
前半は主にハンバーガーが現在の形になるまでの経緯を時系列を追って書いてある。少なくとも日本国内においてここまで詳細に19世紀後半から20世紀前半に至るアメリカ庶民の食生活という側面からハンバーガーを語った書物は見たことがない。なぜなら大抵の書物はマクドナルドの成功を、経済学的、もしくは社会学的に論じた物ばかりで、欧米人の食のありかたを歴史的に語ったものは少ないからだ。もちろん、大抵の人が知りたいのはマクドナルドがいかにして成功したかだからで、この本の後半部分もそれらの記述に費やされているが、恐らく著者が語りたかったの前半部分だろう。それは本書後半部分に現れていて、後半はややマクドナルドとその周辺のハンバーガーチェーンを概略史的に語っているだけで、特筆すべき部分はない。これは書物としての体裁を整えるうえでハンバーガーを取り巻く現状を語っただけだろう。ただし、第二次大戦後のアメリカ人の生活が都市を離れ、郊外型の生活様式が確立されるとともに、主に都市部に展開していたハンバーガーチェーンが軒並み軌道変更を強いられ、その対応に苦慮するくだりは興味深い記述と言える。
ただやはり読みどころは前半部分で、起源を巡る旅は大英帝国のサンドウィッチ伯爵に始まり、やがてドイツ移民とともにハンバーグステーキがアメリカへ渡り、やがてアメリカの工業化とともに、片田舎に住む労働者たちにランチを提供するワゴンにたどり着く。
俗説としてあった、「ハンバーガーの起源はサンドイッチである」「ドイツのハンブルクステーキがハンバーガーの起源」はいずれも否定されている。前者においてはイギリスのサンドイッチとアメリカのサンドイッチは別々に進化の道を辿り、結果それはホットドッグへと発展し、後者においては高価なハンブルクステーキを庶民が手軽に食べられるようにという発想がハンブルクステーキとは別のハンバーグステーキを生み、やがてそれがハンバーガーを生み出した。また、海外でまことしやかに伝えられる「ハンバーガーの源流はタタール人の肉料理にある」というハンバーガーに関するいくつもの都市伝説はそのほとんどが否定されている。
文脈上の傍証として記述された部分ではあるが、アメリカ人がなぜ、パンにソーセージを挟んだものを「Hot Dog」と呼ぶのか、その起源に関する言及もある。こうした情報はネットなどを見れば書いてある、と思う方も多いと思うが、トリビア的な情報ではなく、いつ、誰が、どこでそれを言い出したのか、までを言及することによって初めて情報として価値のあるものになっている。また、ネットを検索すれば多くの情報は得られるが、、それらを包括的に判断し、結論を得るようにはできていない。従ってネットを検索しても個々の情報は得られても、それがどうつながるのかまでにはたどり着けない。また、それらの情報はいずれも英語力がないと読めない海外のサイトである事がほとんどだ。
また、19世紀当時の様々なハンバーグ、ハンバーガーのレシピが巻末に掲載されているのも著者のリサーチのたまもので、これも特筆に値するだろう。
食文化を語る上で必ず俎上に上がる「起源」に関する事柄は非常に証明が困難な部分で、結局、個人研究になってしまう嫌いがあり、様々な傍証をもって確実性を増すしかないのだが、著者はこの難しい問題に果敢にも挑戦している。ハンバーガーが、いつ、どこで産まれたのか、その瞬間を探求する旅は食に魅せられた者なら誰しもたどり着きたい場所だろう。本書においてその試みは十分なされたのではないかと読後に感じた。