今あるガンが消えていく食事 (ビタミン文庫)
最近、妻の母がガンで亡くなった。
乳ガンからはじまったのだが、発見が遅れ、あちこちに転移した。
最後は、非常に苦しんで逝った。
この本を読んだのは、それから2か月後のことである。
一読して非常に誠実な内容であることがわかる。
食事でガンを治した人々の例が、たくさん出てくる。
そして、どんな食事がガンを引き起こすかも、明確になる。
これを読んで、「ああ、義母の食事はガンになる食事だ」と今ご
ろになって納得した。
そして、「今あるガンが消えていく食事」が明らかにされる。
非常に具体的で納得いく内容だった。
自分自身はガンではないが、この本を読み、食事の内容を大幅に
改めた。
特に塩分の取りすぎがガンを引き起こすという話は、初めてきい
た。
それで、塩分の量を大幅に減らしている。
「もう少し早くこの本に出合えれば・・・」と残念に思う一冊だ。
しかし、親族・友人には、機会を見つけて勧めていきたい。
そしてこのレビューを読んでおられるあなたに保証したい。
絶対読まれた方がいいですよ。
胸部X線診断に自信がつく本 (「ジェネラリスト・マスターズ」シリーズ 1)
ある分野を詳しく書くことは、誰でもできる。
限られたページ数で、どうでもいいことを省略して、真に大事なことだけを書くことが難しい。
特に感心したのが、間質性陰影の章だ。
著者は、「初心者にとっては、間質性肺炎の診断は、写真よりも聴診の方が感度が高い」と、身も蓋もないことを書く。「写真の読み方」の本で、聴診を勧めるという、率直なアドバイスに感謝するとともに、より丁寧に写真を読もうという気がしてくるのだ。
岩波 理化学辞典 第5版
岩波の理化学辞典は完成度が高くていいじゃない。物理の辞典とかでは難解な用語や数式で説明してあって分かりずらいものがあるけど、この辞書は分かる言葉で説明してある。第5版は現行、最新で調べたいものがほとんど載ってるしCD-ROMは使いやすい。EPWING対応なのがPDAなどで使えるのでまたうれしい。
いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ 第1巻 まずは統計アレルギーを克服しよう! (Dr.あさいのこっそりマスターシリーズ)
数式は全然出てきません。p値の意味、「有意差あり」とはどういうことか、p値ではグループ間の差の程度はわからないこと、信頼区間の意味、幅、平均値、標準偏差、四分位範囲等々がやさしい例をもとにわかりやすく説明されています。重要なところはポイントとしてまとめられており、章の最後にも「この章のまとめ」が簡潔にまとめられていますので忘れたときや確認したいときに便利です。。章ごとに練習問題もありますが統計の意味、解釈がわかっていれば解けますのでメモ帳不要、電車の中で十分に解けます。もちろんこの本だけでは実際の統計処理はできませんが、タイトル通り「基礎のキソ」がよく理解できます。意味が十分にわからないままに数式を当てはめて迫る学会を乗り切るため統計結果をだしてきた私には改めて良く理解できる本でした。
キヤノン デュアルパワー関数電卓 F-715S-W SOB 1688B003
実務ならF-766Sを使ったほうが便利ですが、これは土地家屋調査士試験には利用不可なので
受験用の電卓として2台購入しました。
F-766Sから公式集(へロンの公式や第2余弦定理など)が外され、何故か複素数モードも
外されているのが大変に残念なところです。複素数モードがついていればカシオの9メモリー
に対し17メモリーの本気の強みが発揮されるのですが。
F-720iとの比較では操作性は明らかに本機のほうが上ですが、メモリー数で負けていて
本番でどちらを使うか微妙なところです。
しかし、安全サイドに降ればやhり本機。字が大きくて見やすいのは受験用に○です。