精神科は今日も、やりたい放題
今の時代、精神科という言葉をよく聞くようになった。
昔はうつ病なんてなかった。と思う事もあるだろう。
閉鎖病棟だけでなく、明るいオフィスのような受付で笑顔で迎えてくれる。
簡単にそこいらの会話で「私うつ病なんだー」と聞くようになった。
精神科は変わったな、と同時になにか違和感を私は覚えた。
患者が増えた要因、うつ病が増えた原因等、明確に、データを交えてしっかりと説明されている。
単なる告発だけのおもしろおかしい書籍ではない。
説得力がある。
中には精神科・医学会へ恨みでもあるのだろうか?
という過激な表現も見受けられた。
しかし、著者の言う事が事実であれば憤りを通り越した社会使命感があるのだと思う。
私は精神科の投薬で、言い切れぬ恐ろしい思いを二度しました。
投薬に恐怖感がある。ここ数年は出されても飲めない。
おかげで内科の普通の薬ですら飲めなくなった。医者が信用できなくなったからだ。
自分の思い込みだと思っていたが、どうやら違うようだ。
減薬が本当に正しいのか?自分は永久に薬が必要なのではないか?
何千、何万分の1の医者の言うことよりも、今の投薬を続けていいのでは?
と、自分で考える能力を失った患者は、治療方針に反対したり減薬する手段も
無ければ、アドバイスを受ける医療機関も身近に無いのが現実かもしれない。
それでも一石を投じ、真剣に取り組み発行したこの書籍は価値のある一冊で、
患者と(特に)家族や経営者にも勧めたい。
患者だけが原因だと片付ける話ではないからだ。
この書籍だけで終わらずまだまだ続く社会問題だと思うと同時に、
色々と考えさせられた。
恋愛睡眠のすすめ スペシャル・エディション [DVD]
本予想できない展開、意味がわからない世界。当に天才だと思います。
セットや小物も細部まですごくよくできていて世界が作り上げられてます。
夢の中か現実なのか見てる方まで分からなくなってしまう、面白い。
DSM-IV-TR精神疾患の分類と診断の手引
精神上に発現する症状について(心因あるい器質由来の)その症状名、または病名を
判断するための条件が箇条書きで記されている。
アメリカ精神医学会の基準で、日本では、中心的に使われている。
読んでみるとわかるが、もうひとつの世界的な判断基準であるICD(WHO)と比べると
箇条書きなので、チェックしやすい。ただし、一方で決め付けに落ちる危険もはらんでいる。
さらに、これを素人が安易に用いるのは危険である。
きちんと学習を積んだ精神科医に判断は委ねるべきである。
エミリー・ローズ デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
普通のホラーなら、怖いだけの興味本位のものですが、これは違います。ホラーの部分は法廷のシーンにおける回想シーンになり、すべて
過去形(ただし、女弁護士に起こる不可解な出来事は現在のことです
が…)。エミリー・ローズという少女に起こったことが何だったのか
ということは見るものの判断に委ねられますが、何かこの映画は心に
残る作品です。ただの怖い作品ではないですよ。ストーリーがちゃんと
ある!
PRANA DANCE
トム.ハレルの2008年録音のアルバムです。この人は去年初めて自分のクインテットで来日したのですが、実は演奏した曲の大半がこのアルバムの中からのものでした。普通ミュージシャンがライブを打つとなれば、レコ発で新曲やる、とか、ファンサービスで過去に書いた自分の代表曲をやるなんてのが普通ですが、この人はそうではないのです。今自分のやりたいことをやるし、昔書いた曲はやらない。それって凄いことです。しかも今回のアルバムに収録された曲はシンプルながら和声的に凝ったものやら変拍子やら曲の密度が非常に濃いです。フェンダーローズの使い方も効果的です。トムさんは永年統合失調症に苦しんでいますが、この病気のおかげでこういう姿勢で音楽を続けられるのか、病気にスポイルされなかったらもっと怪物なのかよく分かりません。分かることは今のクインテットになってからトータルなバンドのサウンドも含めて凄いことになっちゃってる、ということです。今年来たらここでやってる曲はやらないかもしれないなぁ。いやはや驚きました。