知と性,毛布とセックス
何に期待していたかにもよるが。11曲続けて聴けば、まきちゃんぐの世界にすっかりはまってしまう。その流れるようなバリエーションあるアレンジ(特に根岸さんアレンジが好きだ)と、そのサウンドの中心にいる歌の感動。久々に聴きごたえのある1枚が出た。
秘密(トップ・シークレット)~The Revelation~File 1 [DVD]
このアニメの『秘密』の評判は周りの方たちの反応的にはあまり良くないですが、私はとても好きです。私が見たり聞いたりする限りでは、どうやら原作を知っている方々の評判が悪いようです。私は原作は全く知らず、アニメだけを見続けているのですが、とてもいい作品に思えます。なので、純粋に¨アニメ¨としての『秘密』に星5つです♪
秘密(トップ・シークレット)~The Revelation~ File 4 [DVD]
この、アニメ化された「秘密」は、ターゲットを大きく広げた良質の作品だと思う。
原作ファンにはたいした悪評だが、そっぽをむくほどではないだろう。
どちらかというと大人向けのシックな絵柄と色彩設計ではあるが、
だからこそ、昨今のアニメの、いわゆる萌えキャラに食傷しまくっている私には心地いい。
原作の猟奇度の高さがTVコードに引っかかるのは与件。
アニメオリジナルの事件がおよそ半数を占めるので、原作の読者にも次が楽しみになる。(私は原作をメロディで読んでいます)
原作を忠実に再現することだけがアニメ化の至上命題ではない。
アニメ作家の仕事は、よいアニメ作品を作ること。
それはなしおおせているのではないか。
できれば前半の薪さんの顔は差し替えてもらいたいが我慢しよう。絵柄も崩れていないし(これは相当重要)。
音楽の評判はよくないようだが、中盤あたりによくつかわれる、不思議なモノフォニックのメロディは、少なくとも映像作品のBGMではめったに聞かれない興味深いものだった。
全く原作を読まなくても26話を見ただけでカタルシスのそれなりに得られる、つまりアニメだけで完結した世界を描いているところは、昨今の、裏設定や原作や関連本や解説など読まないとわからない作りのアニメの多いなかで、非常によい光を放つ作品だと思う。
ただし、そのために話が非常に浅くなっている点は大きな欠点として記しておきたい。人間の脳のひいては心の、計り知れない深さを垣間見るような「得体の知れなさ」が原作にはほのかに香っていたが、それが、科学と人間の欲ですっぱりと割り切られていたところは残念である。
(ミクシィに長文を書いたものから結論部分だけ再構成して再掲載しました)