羆撃ち
これは作り物ではない。著者の猟師としての生き様をそのまま切り取った詩だと思う。
生活の糧を得るため狩猟を生業とする人間=著者と失われ行く北海道の自然の中で必死に生きる野性動物=羆の間に繰り広げられる冷酷な生命のやり取り。
とてつもない孤独と緊張感の中、黙々と獲物を追う猟師。読み進むうちに、いつの間にか著者と一緒に羆の足跡を追っている自分に気付くだろう。
部屋の中で読むより、大自然の中を旅しながら読みたい本である。
猫ケ島 北海道から沖縄まで50の離島に暮す猫
田代島に行ってから、「島と猫」「離島と猫」「田舎の猫」の魅力に取りつかれてしまった。
そうした時に、出逢った名著である。
自分も全然知らなかった様々な島の新たな顔に出逢えたのが嬉しい。
日本には本当に沢山の島、そしてその村の人達の様々な暮らしがある。
この本をガイドブックに、もっと色々と調べて、各休日に猫島めぐりを始めてみたいと思った。
行く前に、これだけきちんと「猫に理解のある島」を一冊にまとめた本は中々手に入れにくい。
写真家の御夫婦の猫に対する視線が実に素晴らしい。
(凄く大変だったと思うけど)こんな素敵な生き方は憧れです。
風のワルツ
家内が篠笛を少しかじっているのだが、映画「阿弥陀堂だより」のバックに流れた加古さんの
風のワルツのメロディが気に入って、「吹けるんじゃないかな。」とこの曲の入ったCDを求めた。
映画やTVのテーマ曲を多く書いて、演奏活動も積極的にこなしているのは知っていたがCDでフルに
聴いたのはこれが初めて。CDのテーマがワルツとなっているのだが、所謂ワルツの調子を感じさせず、
流れるようなメロディを、ピアノと小編成の楽器が会話をしているように聞かせてくれて心地よい。
さて、これを聴いて笛がうまく吹けるようになるかな?
風のワルツ
正直に言うと、3曲目の「黄昏のワルツ」が聴きたくて買ったようなものです。これはNHKの「人間ドキュメント」のテーマ曲です。しかし(これは当然のことですが)ほかの曲もみなやさしさに満ちています。
ゴンチチとのコラボレーションが楽しめる「君と風と」も出色の1曲(この曲が「白い犬とワルツを」のテーマ曲と聞いて二度びっくり)。
大人のやすらぎのひとときをお楽しみ下さい。
MimicryPet キャラメルブラウン
なんでも話したことをちょっと高めの声で反復してくれ、話相手になってくれてかなり一人の時間でも癒される。また喧嘩しててもこのハムスターに愚痴など言ってたら笑けて仲直りもしやすい。