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リテュアル・デ・ロ・ハビテュアル 彼らのことは前々から知っていたが、なぜかアルバムを聴く機会がないまま03年になってしまった。ところが14年ぶりに新譜リリースというニュースを聞き、新譜を買う前の予習という意味でこれを聴いてみた。

独特のグルーヴに独特のヴォーカル、とにかく他に類を見ない曲のオンパレードといった世界が広がってきた。メタルともファンクともいえるし、過去のバンドに当てはめようと思えば何かしら当てはまるかもしれないが、これがペリーファレルの言う「芸術」なのだろう。このアルバムリリースと同時期に活躍していた他のバンドや、後発のバンドにも少なからず影響を与えた1枚ではないか?ミクスチャーロックの金字塔ともいえる。


Ritual De Lo Habitual 3£oä£-¡£1¿a¶"
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Ritual De Lo Habitual (Ogv) [12 inch Analog] もう「Three Days」につきるね。このアルバムは…
最高だよ。トランス感でトリップしてしまうっていうのは、こういうことを
言うんだろう。10分以上あるこの曲、歌詞の内容はイケナイことを歌っているらしく、いわゆる乱交パーティーを文学的、芸術的(?!)に表現しているのかな?‘All of us with wings‘と曲の後半に連呼し、クライマックスへとなだれ込んでいく高揚感、ぜひ体感して欲しい。

欲求不満と退屈で現実逃避したくて仕方なかったあの頃、メタルファンクとかミクスチャ−とか当時はいろんな言われ方をされてたけどそんな括りにとらわれないスケールの大きいバンドだったのだ。たまたま手にしたこのアルバムで私は人生変えられました。
「刺激的なことなんてなんにもない」「間違っちゃないさ、なぜだか教えてあげるよ、正しいこともないからさ」…なにかポジティブなメッセージがあるわけじゃない。現実のどうしようもない状況をただただ歌うだけ。そのほうが逆に説得力があるんだ。
政治運動家、芸術家、ジャンキ-がごっちゃになったようなぺリーファーレル。音楽をやっているというより欲求不満を表現する手段が音楽だっただけ。カッコイイね。現在は悠々自適にサーフィン三昧の毎日らしいけど。
ロックバンドが表現できる可能な限りのことをやってくれた魅力あるバンドだったと思う。Xジャパンの故HIDEも好きだったらしいけど…アメリカってこういうバンドがでてきてしかも支持されて売れてるんだから凄いよ。それだけアメリカの状況って深刻なのかもね。

余談ですが私がスノーボードしてるときはi-Podで「Three Days」を延々聴きながら滑っています。トリップしながら現実逃避できるんだから…

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