Somberlain (Bonus CD)
泣きの単音リフを細かく刻み、絶叫しながら激走するというスタイルで
1stアルバムにして”Dissection型”を作り出した驚異的なアルバム。
全ての曲に展開があり、複数のリフが交差する、途中でアコギが入る展開もあり。メロディックブラックの教科書といっても過言ではない。
プロダクションの甘さから、音質は悪いが、ブラックメタル特有のチープな音つくりではないので、
普通のMetal耳なら十分に絶えうる範囲。
ただしこれはリマスター盤なので音質は向上している.
ブラックメタル、メロデス好きなら、
好みだろうが好みじゃなかろうが持っておきたい歴史的1枚.
Rebirth of Dissection [DVD] [Import]
新作を出したばかりだが、ここに収録されているのはシングルMahaKaliを出した頃の復活ツアーの模様。クリップで新作からStarless Aeonが収録されているが。
1. At the fathomless Depths 2. Night's Blood 3.Frozon 4. MahaKali 5. No Dreams Bread in Breathless Sleep 6. Where the Dead Angels lies 6. Strom of the Light's Bane 7.Unhallowed 8. Thorns of the Crimson Death 9. Heaven's Damnation 10. In the Cold wind of Nowhere 11. Elizabeth Bathory 12. The somberlain 13. A Land Forlorn
若干タイトさやキーが違うので違和感はあるが、ジョンノートヴェイトの声や演奏はブランクを感じさせないし、何より刑務所に入っていてその間何のツアーもしてないのに観客の盛り上がりはすさまじいものがある。 やはりいい曲は時間を超えるのか。 選曲もほとんど過去2作からなので、新作で少し物足りなかった方は十分満足ではないか。
インタヴューとフォトギャラリ−付。普通に再生できました。
追記:2006年8月中旬 ジョンノートヴェイトは頭を銃で打ち抜き自殺を遂げた。図らずとも遺作となった。May his soul rest in peace+
Stiff: The Curious Lives of Human Cadavers (Alex Awards (Awards))
本当なら、少し想像するだけで、ここに書かれているように、死体(=献体された遺体)が生き生きと活躍している世界が密かに世の中に展開していることは、当然のことに過ぎないのかもしれない。どれほどがんばっても、人間の身体の代わりは人間の身体にしか出来ず、生体を使えないのなら死体を使うしかないからだ。しかし(日本では欧米以上に)死体を見せることは、性的なもの以上に禁忌感が強いので、我々が日常生活でこのような世界を垣間見ることはほぼ確実にないし、普通の神経の持ち主なら「恐れ多さ」や「不謹慎感」も手伝って、知りたいとも思わないのだろう。しかし、少し想像力を働かせるだけで、死体がこのような役割を果たすことでどれほど多くの人々を助けているのかも明らかなのだ(そうは言っても、アメリカには、犯罪被害者の死亡時刻推定のために、実際に様々な状態/場所で遺体を腐敗させる研究所がある、というのはかなり驚くが)。
作者が実際に突撃取材をしたルポ(かなり笑える)と古今東西の(これまたなかなか笑える)引用の数々が絶妙のバランスで、この本を他の「死体についての本」とは一線を画したものにしている。少なくとも、ほとんどの読者にとっての「あなたの知らない世界」が展開されていることだけは、お約束できるだろう(さらには、笑える読書体験でもあるし、非常に教育的でもある、最後に献体の仕方も書いてある)。
翻訳も出ているが、表紙や各章の扉の写真など遊び心は原書の方が数段上。それにしても、日本の遺体事情はいったいどうなっているのだろう?同じ内容の本を出すにしても、はるかに真面目なものになってしまうのではないだろうか。
Storm of the Light's Bane (Bonus CD)
メロディックデスメタルと違ってスラッシュ的な部分が少なく全体的にもの悲しい音にブラストビートが混ざったような感じでドロドロのデスよりは聞きやすい。曲の作りはよくできており全体的にまとまった感じ。暗い憂鬱なメロディーが嵐のように過ぎ去っていく。
リバース・オブ・ディセクション [DVD]
この素晴らしいライブDVDを入手した一ヶ月後に、雑誌でJon Nodtveidt 死亡を知りました。ただただ残念。 内容は最初はスキンヘッド&多少お太りになった姿にエッ?となりますが、名曲の波状攻撃にグイグイ引き込まれていきます。なによりもお客のノリが凄い。 このファン達を置いて勝手に逝ったJonの生き方は私には理解できない。映像で観る分には「気のいいメタル兄ちゃん」にしか見えないのですが・・。 ひとつ残念なのはインタビューに日本語字幕が無いこと。多少高価になってもこの手の音楽のファンは迷わず購入するのでは? その点をマイナスしてもやっぱり5つ星の名作です。保存用にもう1枚購入しました。