ベント‾堕ちた饗宴‾【字幕版】 [VHS]
始まりにミック・ジャガーが女装して、歌っています。
ラストシーンもさることながら、二人の男がナチの強制所で出会い、隣にいるのにセックスすることが出来ない。雪の中二人横に並び、看守に気づかれないよう言葉でお互いにいかせあいます。その時、激しく責める主人公に対し、相手の男がずっと傷つけられてきたから優しくして欲しいと涙を流すシーンは切なく、悲しく、美しいシーンです。
復活 ザ・タイマーズ
ヴォーカルのゼリー(忌野清志郎)をはじめとした、謎の覆面バンドのライブCDです。95年リリースで、これだけ世相を、ストレートに時にはおちょくりながら歌うというのは、当時40代という年齢を考えると、本当のアーティストの作品というものは、鮮度を失わないということです。
清志郎をはじめとして、団塊の世代の人というのは、全員ではないのでしょうが、話せばわかるというか、自分の信念をつらぬく人が多いような印象を受けます。色んな表現方法がありますが、The Timersのメッセージはわかりやすくて、良いですね。このCDがリリースされても現在は、ますます世相は暗くなるばかりですが、こういうストレートなメッセージの歌詞を歌ってくれる人というのは、やっぱりいてくれないと困るというか、必要ですね
アルフィー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
ミック・ジャガーがサントラを担当していなかったら絶対に見なかった。
でも、見てびっくり。
以外と面白かった。
カメラに延々と語りかけてくるという演出も面白かった。
また、プレイボーイ=ジュード・ロウという設定も抜群である。
アメリカ映画には見えない位のオシャレな作りであった。
ミック・ジャガーの作った楽曲の数々もピタリと映画の各シーンにはまっていて良かった。
スーザン・サランドンの熟した魅力にノック・アウトされました。
サム・ガールズ・ライヴ・イン・テキサス '78【初回限定盤DVD+CD/日本語字幕付】
'78年のものとしては映像も良いし、特に音は臨場感があって最高です。
ボブ・クリアマウンテンがいい仕事してます。
ブルーレイはもっと音が良いのでしょうがDVDでも充分楽しめます。
オフィシャルなライヴ映像作品の中ではこれが一番いいのではないかと
思える程で、始まった途端に唖然としてしまいました。
ステージでのメンバーは溌剌としているし、一部ミックのお下劣なトーク
もありストーンズワールド全開です。
あとビル・ワイマンのベースがあってのストーンズというのも今更なが
らに感じました。
"BLACK AND BLUE"と"SOME GIRLS"の間にキースはドラック使用により
色々あったのですが、このツアーの頃のキースは裁判の決着がついて
いないものの薬が切れたのか健康的で若々しくてかっこいいです。
(危ないいかれた感じのキースも魅力的ではありますが・・・)
2年後のライヴをとらえた"Let's spend〜"もあるのですが、これを見て
しまうとスタジアムライヴの為か、大味に感じてしまいます。
オフィシャルに公開された'73年の Brussels Affairも素晴らしい
マスタリングで感動しましたが、こういう極めつけのライヴ作品が
どんどん公開されてくるのは嬉しい限りです。
レコード・コレクターズ 2010年 06月号 [雑誌]
特集記事は相変わらず良いです。
後ろからはじまるディスクレビューについて。
・以前より文字を大きくした、国内盤の解説者を記載するようになったのは良くなった点。
・肝心要のジャケ写真が小さくなり、ジャケ写真で判別するという、今までの読み方ができなくなったのは大きくマイナス。
・再発盤中心の雑誌なのに、ジャケ写真が小さく、見つけにくくなったので買い漏らすことが増えそう。
・国内盤と輸入盤の境がわかりにくく、これも不満点。
レイアウト次第だと思いますが、文字を大きくしたことでこんなに見にくくなるとは思っていませんでした。
特集などの誌面はますます充実しているだけに残念です。