The Mad Hatter
チック・コリアって自分の中で完全に“カモメのおじさん”というイメージだったので、このアルバムを聴いた時は嬉しかった。ジャケットといい(…The Leprechaunしかり)こういう人だったのかと!何で今まで知らなかったと思ったら廃盤だったとは…。
このアルバムは「不思議の国のアリス」を下地にしたものらしい。“器用な人”と思っていたが、“趣味の人”なんですね。
特に好きなのは4・9曲目。「ハンプティ・ダンプティ」でのジョー・ファレルのプレーは素晴らしい(この人のチックへの貢献度はとても大きいと思う)、もちろんガッドのプレイもまさに絶頂期だ…多少ベースのバランスが大きい気がするけど。「ザ・マッド・ハッター・ラプソディ」でのハンコックの弾きまくりも際どくも熱いプレイです!
本当はあと1曲目から3曲目をもう少し活かせたら完璧だったが、それもチックらしいかも。