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ゼミナール 経営学入門 ゼミナールシリーズ ■第一部「環境のマネジメント」、第二部「組織のマネジメント」
前半の二部は、入社後数年経過した中堅社員にちょうど良い。
学生時代に勉強し、ある程度内容を知っているという人もいるかもしれない。
そういう人は学問としてではなく、実際に社会に出た後での実践書として読むと良い。
整然と系統立てて復習するつもりで読むと、必ず一つや二つ新しい発見がある。

■第三部「矛盾と発展のマネジメント」、第四部「企業と経営者」
後半の二部は、これから部下を持ち、小さくとも自分の組織をまとめあげる立場の人向けである。
かつて、上層部の方針や方向転換に疑問をもったことが一度や二度くらいないだろうか?
第三部17章の「パラダイム転換のマネジメント」ではそれをいくらか氷解してくれる。
上層部は上層部で考えあってのことだと気づくかも知れない。
(但し、健全な組織であるという前提で)

トータルで約600ページあるため、入門書としてはややボリュームが大きいと感じるかも知れない。
それほど経営とは奥深いものであるという証拠なのだろう。
これから組織の上に立ち、まとめあげてゆく立場の人の必読書。

サクラ大戦(DVD-ROM版) 1996年に、サターンフォーマットで発売されましたこのアドベンチャーゲーム。
わざわざ書くまでもなく、セガを代表するタイトルの1つにのしあがった「サクラ大戦」シリーズの第1作です。
以下、本編の内容には一切踏み込まないアブストラクトなレビューですが、ご容赦下さい。

このシリーズは、「ゲーム」と言うよりは、エンターテインメントをゲーム様式で表現した映像作品、と評するほうが、ひょっとしたら冷静かも知れません。
(タクティクス オウガを簡単にしたようなSLGパートがありますので、どちらかと言われましたら、ゲームです。)
ハイスコアを目指すゲームでもなく、LvMaxの強キャラクターを作るゲームでもありません。
未経験者のかたには、意外に映るかも知れませんが、いわゆる「目当てのヒロインでクリアすること」だけが目的のゲームでもありません。
プレイヤーが好みに応じた、「ささいなこと」に幸せを感じ取るゲームなんじゃないでしょうか。
強いて申せば、アニメファンの受けは良く、そうでない方、つまり元来アニメの絵柄が苦手のかたには不向きかも知れません。
個人的な意見となりますが・・感受性の高い方ほどこのシリーズはお好きになれるでしょうし、気持ちを(例えゲームに対しても)さらけだすなどまっぴら御免、という方ほど不向きなのではないか、と思っています。

このゲームに、否、シリーズ通して、重厚なシナリオというものは基本的に存在しません。
なぜなら、一貫して、人を間口の広い喜怒哀楽に誘うエンターテインメントだからです。
従って、スケールの広い重厚なストーリーを期待されているのなら、お考えを改めるべきかも知れません。
敵役(この、“役”という表現がポイントです)は終始一貫して分かりやすく、これといって深い感想を述べるような人物は余り居ないように思えます。
これは、初代である本作発売の際、プロデューサーの広井氏が、たしか「分かりやすい勧善懲悪を描きたかった」という風に仰っていた気がしますので、意図的な作りなのでしょう。

私は、本ゲームがサターンで発表された際、正直「セガは終わった」と思っていました。
硬派なセガのゲームが好きだったからです。
何も、ときメモのフォロワーにならなくても・・・と思ったのはたしかです。
人生初のギャルゲー(自分の中で)買った訳ですが、まんまと虜にされました。
何に虜にされたか?
分かりやすいエンターテインメントに、と申し上げるのが適当のように思えます。
他に挙げるとするなら、音楽の秀逸さですね。
ヘッドホンでお聴きになればお分かりになれると思います。
すごく丁寧に、音色から何から、作り込まれています。
間違いなく一級品です。
音楽目当てに購入しても良いと思えるほどです。

《以下、移植版としてのPC版の感想。…若干辛口に》

上述のように、私はサターン版で既にプレイしていたのですが、
PC版(しかも面倒のないDVD-ROM版)が出ている事を知り、懐かしくなって購入いたしました。
このPC版の内容としましては、サターン版およびDC版と同様です。
サターン版にあってPC版にないものは、せいぜいTrack2の注意音声、あとはフルカラーの取説と劇場案内図(笑)くらいです。
ですので、サターン版(およびサターン版を踏襲したDC版)にしかないものをご心配されているかたは、安心なさって良いんじゃないでしょうか。
動画についてはDC版レベルのクオリティのように思えました。
CinePak再生で、お世辞にも綺麗とは言い難かったサターン版よりは、美しい映像をお楽しみ頂けるはずです。

しかし、このPC版でまず気になった点として、「ゲーム中のフォントが異なる」というのが挙げられます。
フォントをきになさるかたはごく僅かかとは思いますが、見た目が結構変わっていたので、一応記しておきます。
また、細かな(あるいは、不確定な)相違点としては、以下が挙げられます。

・劇場内移動時の画面遷移が異なる(違和感がある)
・選択肢を選んだりするたびに、マウスカーソルが勝手にセンターに移動してきてキャラが隠れてしまう。個人的に結構気になりました。
・メイン画面のキャラ縦横比が、ほんのちょっと違う??(他機種版と比べてみましたが、同じような、違うような・・・勘違いかも知れません。)
・(PC版1〜4共通)サウンド回りにネックがあり、有効にしているサウンドボードおよびDirectSoundのアクセラレーション設定によっては、音が正常に出力されない。
 →具体的には、音がずれたり、ノイズが入ることがあります。
・環境によっては、長時間プレイ時に突如不正終了することがある。(私のOS環境のせいかも知れません。)
・コントロールパッドに慣れたプレイヤーにとっては、パッド設定を変更出来ないのが問題になります。私はPS2系のパッドを使ったのですが、へんなところにキーバインドされて困りました。
・取説をPDF化するのは構わないけど、なぜに白黒なのですか・・・。

本作は、特にポリゴンをガンガン使った作品ではありませんので、スペックに関しては気にする必要は無いと言えます。
色々試した感じでは、Windows XP(32bit)でオンボードサウンド(Realtekやら、有名どこの)が最も無難に動作するように思えました。

シリーズに興味をお持ちのかたには、お勧め出来る作品だと思います。
ただ、1996年当時の作りほとんどそのままですので、過度の期待は、ちょっとかわいそうかも知れません。(笑)
本作「1」は、存在自体が特殊な「4」を除けば、シリーズ中最もクリアが楽です。
お手軽に楽しめるのではないかと思います。

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体にも良いのでは・・・

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